F3ユーロシリーズで、ルーキー中トップに立っているBMW契約ドライバーのセバスチャン・ベッテルが、来週ヘレスで行われる合同テストでウイリアムズF1チームのマシンを駆り、初のF1走行を堪能することになった。

　18歳のドイツ人ドライバー、ベッテルは、来週のヘレス・テストではBMWエンジンを搭載するFW27をドライブする。ベッテルは、昨年度のフォーミュラBMW ADAC選手権での活躍が認められ、2004年12月にBMWとの契約を取り付けた。同選手権では全20レース中18勝を挙げてタイトルを獲得、これでユーロシリーズにとんとん拍子で昇格し、ルーキーながらミュッケ・モータースポーツ・チームでトップドライバーとしての資質があることを証明してきた。現在彼はニューカマーのポイントスタンディングで直近のライバルに13ポイントの差をつけている。
「F1のテストを受けられると分かったときには、本当にうれしかった」とベッテル。彼はレッドブルのスポンサードも受けている。「それ以来、これから体験することになるものすごいGフォースに耐えられるよう首の筋肉を地道に鍛えているんだ」
「中でも特に楽しみなのは、BMW V10エンジンのパフォーマンスを経験できることだ。今の僕に分かるのは、そんなパワーは想像すら難しいということだけだが、来週FW27をドライブすると考えるだけで鳥肌が立つよ」

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