モントーヤのリタイアはレース前のマシン破損が原因?
2005年8月2日
ハンガリーGPにおけるファン―パブロ・モントーヤのリタイアは、レース前の準備中に起きたアクシデントが原因だったのかもしれない。モントーヤは、グリッドに着く途中、他チームの発電機に接触し、マシンを壊しているのだ。
スタート前、モントーヤは2列に並んだマシンとメカニックの間を通って、フロントロウのグリッドに向かった。しかし、その時、彼はジェンソン・バトンのグリッドの隣に置いてあったポータブル発電機に衝突してしまった。
発電機にはマシンの右側が当たったが、この衝撃でマクラーレンは、FIAの監視のもと、レース前のわずかな時間を使ってノーズ交換を含むボディワーク修理にあたった。
その後、レースに出走したモントーヤは、今季2回目の優勝に向かっているさなか、右のドライブシャフトにトラブルが生じ、リタイアを喫した。キミ・ライコネンもイモラでドライブシャフトに問題を抱えてリタイアしたが、今回は事情が異なっているようだ。
BARホンダチームは、発電機を特別な場所に置いたことはなく、衝突はモントーヤの不注意が原因だと述べている。一方のモントーヤは、グリッドへ向かっている途中で発電機が通り道の上に移動された記憶があると述べている。
BARホンダのチームレースマネージャー、ロン・メドウズは英クラッシュネットに対して次のように語った。「あのとき彼は、恐らくグリッドに着くことしか頭になく、発電機が目に入らなかったのだろう。彼のマシンの前に発電機を動かしたクルーは1人もいないのだからね。まあ、今回は仕方がないことだ。我々は別に怒ってはいない。彼がレースに出られたので喜んでいる」
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