レッドブル・レーシングは、15日にパリで行われるFIAの会合に参加する可能性があることを明らかにした。この会合では、2008年以降のテクニカルレギュレーションについて話し合われることになっている。
この話し合いには、バーニー・エクレストンとの間で新コンコルド協定にサインしたフェラーリのみが参加するとみられてきた。しかしこれで、他の9チーム連合のうち少なくとも1チームが、ボイコットの計画に反する行動をとることになりそうだ。
レッドブルのスポークスパーソンがクラッシュネットに対して語ったところによると、同チームは出席を検討しており、出席する見込みは非常に高いということだ。
1月にFIAが招集した前回の会合に出席したのは、フェラーリだけだった。フェラーリチームは、2008年以降のF1に関するエクレストンのビジョンにすでに合意しており、現在はパドックの他の9チームから孤立している。それを端的に示しているのが、他のライバルチームが今年のテスト削減に合意している一方で、フェラーリはその案を拒否し、実際にこれまでよりも多いと見られるテストを行っているという事実だ。
ミナルディ代表のポール・ストッダートは、レッドブルがFIAの会合に出席するなら残念だと述べた。特にレッドブルは、他チームに対して、クリスチャン・クリエンを第3ドライバーとして起用する許可を求めてきたからだ。
「もしレッドブルが本当に出席するなら、きわめて残念だ。なぜなら、各チームは先週、レッドブルチームのために大いに尽力したところだったからだ。他チームが出席しないのに1チームだけ出席するというのは、協力の精神に反することだ」と、ストッダートはロイター通信に対して語った。
ストッダートはさらに、FIAが4チームから多数の問題に関して議事に含めるように依頼があったとしている件で、それは事実とは思えないと述べた。
ストッダートはまた、観測に反して、ジョーダンもザウバーもボイコットを続けると確信しているという。