フェラーリのテクニカルディレクター、ロス・ブラウンが、タフな開幕スタートを切っているものの、時には身を引き締めることも必要であるため、ここまでの不調はチームにとってマイナスではないと語った。
　今シーズンのフェラーリは、開幕から低迷している。ポールtoウインといういつものパフォーマンスは、これまで1度も見られていない。
　開幕戦から2004年の改良型マシンで臨んだフェラーリだったが、ここまでルーベンス・バリチェロがオーストラリアで2位表彰台を獲得したときの8ポイントと、ミハエル・シューマッハーがマレーシアで7位に入ったときの2ポイントの、合わせて10ポイントしか獲得していない。先週はチーム総出でニューマシンF2005のテストを行い、ついに予定より2戦早い、バーレーン戦から新車の投入を決定した。
　ブラウンは今年の今後のレースについて、優勝争いに再び絡んでいくと自信を持っている。
　ブラウンは英ガーディアン紙に対し、次のように述べた。「ある意味で、いまの状況は私たちにとって刺激になっている。チームやパートナーのブリヂストンにとってマイナスなことではない。時には身を引き締めることも必要だ」
　フェラーリの独裁はついに終わったのか？いや、このまま簡単に引き下がることはないだろう。

• -
  ツイート
• 0
  シェア