フェラーリのナンバー2ドライバーであるルーベンス・バリチェロが、彼自身の見解として、ルノーとマクラーレンが自分たちよりも“少しばかり前を行っている”かもしれないと語った。特にフェラーリはシーズン序盤は今年のレギュレーションに合致するようモディファイした昨年型マシンで戦うことになっており、苦戦を強いられそうだという。
　ロイター通信に語ったところによると、バリチェロは、しかし、だからといって不安になる必要はないという。
「1年前にあったようなアドバンテージはもうない」
「現時点ではルノーとマクラーレンが少しばかり抜きん出ていると思う。でも、僕らはうろたえたりはしない」
「いつだってシーズン序盤は苦しい戦いを強いられると分かっているが、オーストラリアとマレーシアのレースでは全く異なる天候下で戦わなきゃならないことを覚えておかなければね」
　フェラーリの2005年型マシン、F2005は、5月8日に行われるスペインGPで投入される予定だ。
　一方、ルノーのジャンカルロ・フィジケラは、R25には開幕戦オーストラリアGPで勝利する能力があると信じている。
　フィジケラは、伊ガゼッタ・デロ・スポルト紙に以下のように語った。
「僕らは勝利を願いつつメルボルンに向かうよ。その兆しがあるんだ。励みになるような兆しがね。マシンにはすごく満足している。パッケージ全体が最高なんだ。よりパワフルになったエンジン、エアロダイナミクス、タイヤ、全てが素晴らしいね」

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