ブリヂストン・モータースポーツは、先週の金曜、スペインのヘレスで、２００４年最後の冬季テストを終了した。
　テストのコンディションは低温ながら晴天で、前の週の雨にもかかわらず、ブリヂストンは予定していたドライのテストプログラムをすべて完了することができた。
　ブリヂストンのエンジニアたちは、１２月７日〜１０日の４日間のテストを、フェラーリのみと行った。
　ルカ・バドエルが４日とも走行した。最初の２日間は、フェラーリの新テストドライバーとなったマルク・ジェネも走行し、レースドライバーのルーベンス・バリチェロがその後を引き継いだ。バリチェロは、ブラジルでの２００４年最終戦以来、今回が初のテストで、２００５年用のブリヂストンの開発スペックを初めて試す機会を得た。
　菅沼寿夫テクニカル・マネージャーは、次のように述べた。「１週目はかなり雨が降ったので、２週目に進められた仕事にとても満足している。ドライタイヤのプログラムをすべて完了し、何度かロングランもできて有望な結果が得られた。我々のシステムに活かせる、非常に有用なデータが手に入った」
「全体としては、これまでに達成できたことに非常に満足している。１月と２月にはまだやることがたくさんあるが、開発の次の段階に進むのが楽しみだ」
　菅沼マネージャーは、次のように締めくくった。「ルカ・バドエルとマルク・ジェネは、バルセロナとヘレスでのこれまでのテストで非常に頑張ってくれた。その結果、ルーベンスは、最後の２日間でその結論を確認し、開発タイヤのセレクションを絞り込む手伝いをしてくれるだけで済んだ」
　ブリヂストンは年明けに、走行テストを再開することになっている。

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