先日、世界中のF3ドライバーが白熱したバトルを見せたバーレーン・インターナショナル・サーキット。同サーキットが今年初開催したF1バーレーンGPが、今年のFIA表彰式でFOM特別賞の「2004年ベストオーガナイズド・グランプリ賞」を受賞した。
バーレーンGPは、バーレーン・インターナショナル・サーキットのオーガナイザーたちが多大な努力を払って初のF1GPを成功させたことで、「2004年ベストオーガナイズド・グランプリ賞」を受賞した。
今回の受賞の立役者はフィリップ・グルジャンにあるだろう。バーニー・エクレストンとバーレーン・インターナショナル・サーキットのCEO、シャイク・ファワツ・ビン・モハメド・アル・カリファ氏は2003年12月21日の公式訪問の際、今年4月4日に開催されたバーレーンGPに向けて建設を急ぐサキールの工事監督者にフィリップ・グルジャンを指名した。2004年1月11日に正式に監督者に任命されたグルジャンは、それからたった70日で建物とトラックを完成させ、中東で初のF1GP開催に向けて人頭指揮をとった。
「新しいサーキットを完成するのに時間があまりにも足りなかったため、いつもとはかなり異なる作業となった」とグルジャン。「しかし、工事を完成させGPを開催するための組織立ての方法については知識があった。バーレーンGPがFOMの特別賞を受賞して本当に嬉しく思う。バーレーンの人々にとっての賞でもあるゆえ、感慨もひとしおだ。彼らは、F1に求められる極めて高い水準に応えることができたのだから、今回の受賞は当然のことだと思う」
グルジャンのFOM特別賞受賞は今回で5度目となる。1991年と92年にはマニ−クールでのフランスGP、1999年にはマレーシアGP、2003年にはスペインGPの開催で同賞を受賞している。