先週木曜日に今後５年間のシルバーストンでのイギリスＧＰ開催が承認されたが、Ｆ１総帥バーニー・エクレストンは、ロンドンＧＰの実現にまだ可能性があると語った。
　エクレストンはＢＢＣスポーツオンラインにて、ロンドンにはまだレース開催の可能性があり、ケン・リビングストン市長と同市でのレースの見通しについて話し合いを重ねていると話した。
「もしロンドンＧＰが決まればもう１レース増えるわけだが、私としてはロンドンでのレース実現のために万事うまく運ぶならとても喜ばしい」
　ロンドンＧＰの可能性が取り沙汰され始めたのは、今年行われた「リージェント・ストリートをＦ１が走る」のデモンストレーションが４０万人を超える観衆を集めてからのこと。もしイギリス１国で２つのレースが開かれることになってもそれは初めてのことではなく、１９９３年にはシルバーストンでのイギリスＧＰとドニントンでのヨーロッパＧＰを開催したことがある。
　また現在もドイツとイタリアはそれぞれ２レースをホストしている。ドイツではホッケンハイムにてドイツＧＰを、またニュルブルクリンクでヨーロッパＧＰを開き、イタリアではモンツァにてイタリアＧＰを、またイモラでサンマリノＧＰを催している。
　主な問題は予算的なことだ。
「ケン（市長）は（私が尽力することを）分かっている。言ってあるからね。今日にもサインしたいところだ」と英デイリーテレグラフ紙に語るエクレストン。「ケンはこの企画をいまでも大いに支持している。いいことだ。シルバーストンでのイギリスＧＰと併せて問題なく開けるはずだ」「今は必要な資金を集めているところだ」

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