クルサードの将来は未確定
2004年11月8日
デイビッド・クルサードに関しては、ウイリアムズBMWでのドライブや、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドとのスポンサー契約の可能性などがウワサされている。しかし、マネージャーのマーティン・ブランドルによれば、クルサードのF1における将来は、まだ簡単には定まりそうもないという。
先週、ITVのコメンテーターを務める同僚のマーク・ブランデルと共に、スポーツカーレース復帰を目指すことを発表したブランドルだが、一番の関心事はやはりクルサードの行き先を決めることだという。しかし、2005年か2006年のシートを確保するための話し合いは、さまざまな相手との間で今も続いているという。
マクラーレンとの契約が終了したことで、当初ジャガー・レーシングへの加入を考えていたクルサードだが、フォードのF1撤退決定により、その計画は水泡に帰した。ジャガー・レーシングが売りに出されたため、シートの保証もなくなり、クルサードとブランドルは、他をあたらねばならなくなった。パドックでは、クルサードのウイリアムズ復帰が自然とウワサに上った。ウイリアムズは、アイルトン・セナの突然の死後、クルサードがF1キャリアを開始したチームだ。しかし、ウワサによれば、クルサードのウイリアムズとの契約は、チームがスコットランド銀行とのスポンサーを確保できるかにかかっており、それはまだ難しいという。
来季に向けて、ウイリアムズと新たに契約を結ぶマーク・ウエーバーのパートナーとしては、アントニオ・ピッツォニアが有力視されている。ウエーバーの契約は確定しているが、クルサードは大勢の候補者の列に加わることになりそうだ。アンソニー・デイビッドソン、ニック・ハイドフェルド、そしてgrandprix.comによればF3000の新チャンピオン、ビタントニオ・リウッツィらが、候補に挙がっている。2度のワールドチャンピオン、ミカ・ハッキネンの名も挙がっていたが、ハッキネンはDTM参戦の道を選んだ。
これらの候補者の中で一番F1での経験が豊富なのは、クルサードだし、ウイリアムズがジェンソン・バトンに再度声をかけるまでには1年の猶予がありそうだ。しかし、クルサードの能力は、ウイリアムズのディレクター・オブ・エンジニアリング、パトリック・ヘッドによって疑問視されてしまっている。そのためクルサードは、別のチームへ行くか、あるいは2006年の復帰を目指して来季は休養するか、どちらかということになりそうだ。ブランドルは、他のいくつかの相手と話し合いを続けていることを認めているが、クルサードが来季グリッドに着けるように努力しているところだという。
「その点に関しては、今のところ何のニュースもない」と、ブランドルは英クラッシュネットに対して語った。「私たちはできるかぎり力を尽くしており、まだいろいろとチャンスもあるから、成り行きを見守ってほしい」「(2005年に)3台目マシンが走ることになるのかどうか分からないし、ウイリアムズがどうするつもりなのかも分からない。F1に参入しようとしている団体がたくさんある。少なくとも来年中には確かに参入を計画している団体があるから、私たちはそういった団体ともコンタクトを取っているよ。私たちはひたすら、クルサードをF1に留めるために、あらゆる機会を探っているんだ――F1こそ、彼のいるべき場所なんだからね」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |