ポール・ストッダートによるF1コレクションならびにグッズのオークションまでまだ2週間あるが、はやくもかなりの大反響を呼んでいる。
これまで数々のオークションを開催してきたベーシ・トレハーンからみても類い稀なイベントとなりそうだと言われる今回のオークションは、当初の計画であった3日間から4日間に開催日程が拡大された。開催日は11月17日〜20日までで、ヘレフォードシャーのレドベリーにあるミナルディの2つの施設のうちの1つで行われる。また、オークションにはインターネットでのライブ中継を通し、世界中から参加できる。
F1史上最大と目されている今回のオークションには、4日間で5000点を超えるストッダートのコレクションが出品され、40台のF1マシンをはじめ、エンジン、シャシー、各チームのユニフォームやさまざまな記念品的グッズなどがお目見えする。また、知的財産権付のアロウズの5台のシャシーと関連設計図、スペアカー、サポートイクイップメントに加え、F1のモーターホーム、コンテナ付の2台のレース用トランスポーター、ケータリングユニットなども出品される。
さらに、4日間を通して毎日午後2時に、入札者の中から、翌週イタリアのミサノでミナルディの2シーターF1マシンによる生涯最高のドライブを経験する権利の当選者が発表される。この幸運な入札者が同権利にいくらかお金を出せば、まもなく発表されるチャリティ団体に対し、一層の貢献ができるだろう。
すでにトレハーンによって2000のアイテム調査が終わり、オーストラリア、カナダ、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランス、オランダ、イギリスをはじめ、世界20カ国の個人バイヤーや団体から入札登録を受けている。
ミナルディのボス、ポール・ストッダートは次のように語った。「どれぐらいのF1関連アイテムがあるのか、カタログに載せるアイテムをすべて集めるまで判然としない状況だ。オークションの目玉は私が個人的に所有しているティレルの機材、知的財産権のついたアロウズの機材の大部分、そしてもちろん、ミナルディの機材だ。様々なものが出品されるため、アイテムの数が全部で5000を超えることになっても当然のことだと思う」「確実なことは、5人の競売人が参加する4日間のオークションはかなり忙しいものになるだろうということだ。オークションは毎日12時間続くと思う。注目のアイテムであるF1マシンは毎日午後3時に出品される予定だ」
トレハーンのパートナー、クリス・ホールもまたイベントについて熱い思いを語った。
「早い段階からかなりの反響を呼んでおり、とても大きな手応えを感じている。今回のオークションは世界中の多くの人から注目を浴びているようだ。オークションは大成功を収めるだろう」