ウイリアムズF1のテクニカル・ディレクター、サム・マイケルは、2人のドライバーの功績を褒め称えた。
ファン−パブロ・モントーヤとラルフ・シューマッハーの両ドライバーは、今シーズン末にチームを離れるが、ふたりともチームとの関係は実りあるものであったとして振り返ることができるだろう。BMWウイリアムズにおいて、2人合わせて10回の優勝を飾り、16回のポールポジションを獲得したのだ。
マイケルは、ふたりのドライバーは今後も他のチームで活躍できるであろうと、称賛した。
「ラルフが才能に溢れたドライバーなのは明らかだ」とマイケル。「エンジニアと協力し、データを見ながら分析するのがうまい。タイヤやセットアップへの理解が非常に深く、だからこそ、彼がチームにもたらした功績は非常に大きい。アクシデントの後復帰した際も、強力なパフォーマンスを見せてくれた。彼の今後の活躍を祈るよ」
CARTチャンピオン、インディ500優勝の経歴を引っさげて、2001年にチームに加入したモントーヤ。マイケルは、モントーヤのパフォーマンスにも感銘を受けたという。
「ファン−パブロは、ラルフ同様、積極的なドライバーだ」とマイケルは付け加えた。「才能に溢れ、誰もが彼の素晴らしいレーシングスタイルとオーバーテイクの能力をよく知っている。彼らは互いを称え合っていたよ」
さらにマイケルは、2人のドライバーがサーキットで見せたスキルだけでなく、互いに協力し合う姿勢も認めていた。
「チーム内では、彼らは一緒にうまく取り組んでいた。彼らがマシンのフィードバックを報告し合うときは、どこまでも真剣だった。彼らは共通したゴールを目指していたから、互いに協力し合えば、マシンがもっと速くなることを十分に承知していたんだ」
来年は、マーク・ウエーバーがBMWウイリアムズF1チームのドライバーとして決定しているが、2台目のFW27を誰がドライブするのかは、まだ決定していない。