ジャック・ビルヌーブは、今季最後の3戦をルノーで走る決断をしたことを後悔してはいない。そして、ノーポイントに終わったにもかかわらず、自分のパフォーマンスには満足しているという。
中国では11位に終わり、日本でも10位止まり。ブラジルでもまた10位で、ポイント獲得はならなかったが、ビルヌーブは自分のパフォーマンスが前の2戦よりはるかによくなったと感じている。
ビルヌーブはレース後にこう語った。「とても満足だ。鈴鹿のレースは厄介なものとなってしまったが、ここでは違ったよ。順位は同じだったけどね。やはり10位だったが、いいレースだった」
チームメイトのフェルナンド・アロンソと同様、ビルヌーブはレースのスタート時にドライタイヤを履くという賭けに出た。そのおかげで少なくとも、第1スティントの間は上位の方を走行することができた。
ビルヌーブは、見事な走りで4位を獲得したチームメイトにはかなわなかったものの、ドライタイヤでスタートしたのは正しかったと考えている。
「あれは、フェルナンドにはうまくいったね。でも、2周目に彼とやりあったが、リスクを冒したくはなかったんだ。彼はチームメイトだし、2人でコースオフしても意味ないからね。別のマシンだったら、トライしていただろうけど」
「それほど悪くはなかったよ。問題だったのは、たくさんのマシンがインターミディエイトを履いていたのに、僕は彼らがドライタイヤだと思っていたことだ。みんなのグリップがいいのを見て、アセったよ!最初の2周は、実際フェルナンドの後ろを走っていたんだけど、その後何台ものマシンが間に割り込んできて、彼は見えないところへ行ってしまった」
ポイント獲得はならなかったが、ビルヌーブは、ルノーに加わる決断をしたことを悔いてはいないという。それはむしろ、来季の準備に役立つだろうというのだ。
「もちろんだよ。時間の無駄なんかじゃない。来年のために、大いに役立つだろう。2、3日休みを取ってから、トレーニングを再開するつもりだ。僕にはシーズンの疲れはないから、簡単にトレーニングを再開できるよ!」