[TOYOTA]第18戦ブラジルGP 苦戦を強いられるが実り多き3年目を締め括る
2004年10月25日
F1世界選手権第18戦ブラジルGPの決勝レースが10月24日(日)ブラジル・サンパウロ郊外のインテルラゴス・サーキットで行われた。
ブラジルGPは、’73年の初開催から3月〜4月の序盤戦として行われてきたが、今シーズンは史上初の最終戦。南半球に訪れた初夏の陽気とはいえ、はっきりしない曇り空から、時折小雨がぱらつき、午後の天気は、予報では降水確率50%。各チーム共、空を仰ぎ、戦線恐々と、午前中を準備に費やした。その予報通り、午後1時半過ぎにグリッドに並んだF1カーには、大粒の雨。いっそうの慌しさの中で午後2時の決勝レースのスタートを迎えた。幸いに雨は上がったものの、路面は、ウェット状態の下、気温24度、路面温度27度、湿度79%のコンディションで、71周にわたる今季最終戦がスタート。パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は、共に上手いスタートを切り、ヤルノ・トゥルーリは6位から、母国GPを戦うリカルド・ゾンタは10位から序盤戦を開始した。しかし、天候と共に、刻々と変わる路面コンディション苦しみ、ヤルノ・トゥルーリは12位、リカルド・ゾンタは13位でパナソニック・トヨタ・レーシングのF1参戦3シーズン目を締め括った。
優勝は、J.モントーヤ(ウィリアムズBMW)であった。
マイク・ガスコイン:シャシー担当 テクニカル・ディレクター「今シーズンを頑張ってくれた全てのスタッフに感謝する。なかなか、結果に結びつかない苦しいシーズンであったが、全員が凄まじい仕事量をこなしてくれた。我々は、すでに来シーズンを見据えているが、これまでの努力が、来シーズンこそ実ることを楽しみにしている」
高橋敬三 技術コーディネーション担当ディレクター
「濡れた路面でのスタートから刻々と変わる路面コンディションの中で、TF104Bの持てる力は発揮した。しかし、難しいコンディションの中で、ダウンフォース不足を克服するには至らなかった。今シーズンは、さらに多くの事を学んだので、その全てを糧に、年末には出来上がる、期待のTF105で、心機一転、来シーズンの飛躍を目指す」
冨田 務 TMG会長 兼 チーム代表
「パナソニック・トヨタ・レーシングの誰もが、ポイントの獲得を逃したことを悔やんでいると思う。コースが乾いた終盤戦では、とくにヤルノ・トゥルーリは、トップグループと遜色のない速さを発揮していた。しかし、ウェットとドライが混在するコンディションでは、苦戦を強いられ、後退せざるを得なかった。今週末は、予選までの手応えからも、ドライコンディションであってほしかった。今シーズンを戦った、レースチーム、そして、ケルンに働く全てのチームスタッフの労をねぎらいたい。そして、声援し続けてくれるトヨタファミリーとファンの全てに感謝の気持ちを表したい」
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |