バリチェロ、地元勝利へ金曜午後を制す
2004年10月23日
F1ブラジルGPは金曜午後のフリー走行2回目が行われ、地元GP制覇を狙うフェラーリのルーベンス・バリチェロがトップタイムをマーク。ミハエル・シューマッハーが2番手に続いた。
金曜日14時からのフリー走行2回目の天候はうす曇り、気温25度、路面温度43度、湿度63%というコンディションとなった。フリー走行1回目ではなかなか走行を行わなかったマクラーレン勢だが、今回は開始からコースイン。しかし開始3分、キミ・ライコネンが1分13秒512のトップタイムを記録した後、ターン8でスピン! 4輪から激しく白煙を上げる。ライコネンはそのままピットイン。3分後にはチームメイトのデイビッド・クルサードが1分13秒145でライコネンを上回る。
序盤マクラーレン勢に続いたのはBARホンダの佐藤琢磨。開始13分に3番手タイムをマークし、翌周セクター1トップタイムを記録するも、そのままピットイン。その2分後には、ジャガーのマーク・ウエーバーが1分13秒070でトップに立った。
ウエーバーを上回るタイムを記録したのは、1回目好調のトヨタ勢。開始19分にヤルノ・トゥルーリが1分12秒545でトップに浮上。曲がりくねったセクター2が最速だ。開始22分の時点ではクルサードが2番手、ザウバーのフェリペ・マッサが3番手。トゥルーリを先頭に、9番手にドロップした琢磨までが1秒以内。セッションが始まって24分にはライコネンがトップへ返り咲く。佐藤琢磨が2番手に続き、ジェンソン・バトンも3番手に浮上してきた。しかしセッションも半分を過ぎようかという開始29分、王者ミハエル・シューマッハーがライコネンに0.210秒差をつけトップに浮上してきた。
このセッション中、ピットウォールでブラジル出身の元ワールドチャンピオン、ネルソン・ピケがルノーのフラビオ・ブリアトーレと共に観戦する姿が見られた。イギリスF3王者となった息子ネルソン・アンジェロ・ピケの就職相談だろうか?
セッションは開始40分近くになって、BARホンダ勢が躍進する。まずはサードドライバー、アンソニー・デイビッドソンが1分11秒920で2番手へ。さらにバトンが1分11秒731でトップに浮上する。しかし、終了10分前になってフェラーリ勢が逆襲。開始51分にはミハエル・シューマッハーが1分11秒334でトップに浮上。さらに地元優勝を期するバリチェロが1分11秒166までタイムを縮めトップに立った。フェラーリワン・ツー体制の完成だ。
終了間際には、スピンやコースオフが目立った。クリスチャン・クリエンがコースオフしたのを始め、リカルド・ゾンタ、ゾイト・バウムガルトナー、ロベルト・ドーンボス、ライアン・ブリスコらがスピン。いずれもコースには戻っている。
15時、チェッカー。フェラーリの2台の後にライコネン、バトン、デイビッドソン、佐藤琢磨、フェルナンド・アロンソ、マッサ、ブリスコ、ラルフ・シューマッハーと続いてここまでがトップ10。トップのバリチェロから7番手アロンソまでが1秒以内だが、フェラーリの2台が飛び抜けている。
区間タイムトップはセクター1と3がミハエル・シューマッハー、2がバリチェロ。終了時の路面温度は36度だった。
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
2位 | ランド・ノリス | 156 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 135 |
5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |