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BRDC「GPの喪失はイギリスにとって大打撃」

2004年10月22日

 シルバーストンでのイギリスGPが、F1の年間スケジュールから脱落することになり、ブリティッシュ・レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)は、「イギリスにとって悪いニュースだ」と反応した。
 バーニー・エクレストンは、イギリスGPを残すために行ってきた、BRDCとの交渉を終了することを明らかにした。BRDCは、その直後に出した公式声明で、問題点は解決可能であり、同GPをカレンダーから削除するという決断は、イギリスのモータースポーツのみならず、もっと大きな範囲に『大打撃』を与えるだろうと述べた。「グランプリを中止するという、エクレストン氏の一方的な決断は、イギリスにとって悪いニュースだ」と、BRDC会長のサー・ジャッキー・スチュワートは強調している。「私たちは、シルバーストンでグランプリを開催する2年契約をもう少しで結べると期待していた。エクレストン氏が、2005年から06年の開催をスポーツ大臣のリチャード・カボーンに約束したと、私たちは考えている。契約の細部については、合意が可能だったはずだ」
 エクレストンとBRDCとの間の話し合いは、イベント開催に関する暫定的な契約年数をめぐって決裂したとみられている。エクレストンは、当面は1年とし、その後さらに6年をオファーするという形を望み、BRDC側は、当面2年で、その後5年を検討という形を望んでいた。また、レース開催のためにBRDCが支払いを求められていた金額についても意見が対立していた。「新たに参入してくる諸国やその政府から、エクレストン氏がより多くの金を得られるというのは分かる。BRDCが出せる資金や、英国政府が援助しようとしている資金よりも、ずっと多くの金を得られるだろう。だが、イギリスGPの喪失は深刻な結果をもたらすはずだ。エクレストン氏は、イギリスのスポーツ、産業、経済に、そして何十万人もの忠実なイギリスのファンたちに、深刻な打撃を与えたのだ」
 最新の発表は最終的なもののように見られているが、BRDCは今後もレースの救済が可能だと考えており、決定を覆す方法を検討するために、シルバーストンで会合をもつことになっている。




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