待ちに待ったインテルラゴスのレースに、ニック・ハイドフェルドは明るい気持ちで臨む。2001年に3位という自己最高成績を収めたのがここなのだ。ジョーダンチームも、1年半前の2003年ブラジルGPで見事優勝しているので、なおさら意気は高い。
2003年のブラジルGPでは、混乱した状況の中でジャンカルロ・フィジケラが優勝を収めた。もともとは、キミ・ライコネンが優勝とされたのだが、後になってスチュワードが誤りを認め、ジョーダンチームの優勝が宣言されたのだった。
インテルラゴスは、ハイドフェルドが表彰台に立った唯一のサーキットだ。今週末、その活躍を再現するのは難しいだろうが、ハイドフェルドはブラジルでレースをするのを楽しみにしている。
ハイドフェルドは、次のように語った。「インテルラゴスは、僕のお気に入りのサーキットのひとつなんだ。コースが好きだし、僕がこれまでで唯一の表彰台を獲得した、素晴らしい思い出もあるからね。あのサーキットが、これまでほどバンピーでなくなっているといいな。いつも改善しようという努力がなされているから、今年はどうなっているだろう。よくなっていることを期待するよ。僕の考えでは、フェラドゥラ・コーナーは、F1カレンダー全体の中でも特にいいコーナーだよ」
チームメイトのティモ・グロックは、ブラジルでのレースは初出走となる。今回も雨になることを期待しつつ、最終戦での活躍を目指している。
グロックは次のように語った。「ブラジルの走り始めは、中国や日本と似たような感じになるだろう。ブラジルに行ったことはないし、今回も初めてのサーキットだからね。この前のレースは厳しかった。ブラジルで、また改善していけるはずだ。確かに、僕は雨を期待しているよ。2週間前の日本で分かったように、ウエットコンディションでは、ウチのマシンは比較的コンペティティブだからね。僕はいい仕事をして、チームメイトと競争するつもりだよ。2004年最後のグランプリでレースができるのも嬉しいね。ベストを尽くして、いい成績を期待するよ」