F1は、今週末、ブラジルで2004年の最終戦を迎える。BARは、コンストラクターズ選手権での2位確保を目指し、それもいい形でその目標を達成したいと願っている。
鈴鹿でまたもや表彰台に上ったジェンソン・バトンは、F1でのベストシーズンとなった今年を、さらに強力なパフォーマンスで締めくくることを目指している。バトンによれば、ブラジルのコースでは、BARは表彰台の一番上に上ることも可能だという。
バトンは次のように語った。「ブラジルでのレースを僕はいつも楽しんでいるんだ。ここ何年か、インテルラゴスではとてもいいレースが展開されているよね。特に、去年のウエットコンディションでのレースは面白いものになった。ここはウチのマシンがとてもいいパフォーマンスを発揮するコースでもある。上海や鈴鹿よりもいいと思うよ。今回は、今季、優勝するラストチャンスだし、ここ数戦で最大のチャンスだと思う。インテルラゴスでは、ブレーキングと同時にターンインすることが多いから、ブレーキング時にしっかりと安定している必要がある。僕らはその点は大丈夫だと思うし、僕らは強いはずだ」
チームメイトの佐藤琢磨も、最終戦が日本でないのは変な感じがするといいつつ、やはり1年をいい形で締めくくることを目指している。
琢磨はこう語った。「日本の後にブラジルに行くのは、すごく変な感じだよ。いつもは鈴鹿が1年の最終戦で、レースの後は日本でしばらく過ごすんだ。でも今回は、すぐに日本を離れてヨーロッパに戻った。日本とブラジルの時差が大きいからね。インテルラゴスのコースは反時計回りでとてもバンピーだ。天候が予想がつかない場合もあるから、僕ら全員にとってチャレンジになるだろう。ここ何戦かの目標は、コンストラクターズ選手権のために、できるだけ多くのポイントを集めることだったけれど、それはとてもうまく行った。ウチのマシンはブラジルのコースによく合うと思う。ぜひともいいレースをしてシーズンを締めくくりたいし、それを楽しみにしているよ!」
琢磨とバトンは今季、初戦から印象的な活躍を見せ、BARはコンストラクターズ2位の座をほとんど手中にしている。残るは最終戦であるブラジルGP1戦であり、1GPの最大獲得ポイントは18点だが、現在ルノーに16点の差をつけている。