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マクラーレン、ついに不振から脱却

2004年8月30日

 赤い車の活躍ばかりが目立つシーズンで、銀色の車が久々に輝いてみせた。キミ・ライコネンがミハエル・シューマッハーを下し、ベルギーGPで優勝を飾ったのだ。
 レース終盤、ライコネンはセーフティーカーによる2度の再スタートでも、王者のプレッシャーに屈することはなかった。ライコネンは昨年のマレーシアGPでの初優勝以来、実に27戦ぶりにポディウムの中央に立ち、マクラーレン・チームは歓喜に湧いた。シューマッハーは、ここまでの14戦で2度目の優勝取りこぼしとなったが、2位フィニッシュを果たし、7度目のワールドタイトルを決めた。
 ライコネンはオープニングラップのアクシデントに巻き込まれることなく先頭集団を走り、その後シューマッハーを力でねじ伏せ、さらにチームメイトのデイビッド・クルサードも抜き去った。先頭を走るルノー・チームのヤルノ・トゥルーリがピットインし、フェルナンド・アロンソがスピンして戦線を去った後、ライコネンはトップに立った。2度のピットストップの合間にシューマッハーに迫られアドバンテージを失い、レース中盤以降も2度のアクシデントによりセーフティーカーが出動したため──そのうちのひとつは、不運なクルサードの事故だった──バックミラーで確認できるほどの距離にシューマッハーに迫られながら、レースを戦い抜いた。
「チームにとって非常に素晴らしい結果だ。今日一日がそれを物語っている」とチーム代表のロン・デニスは、なんとか喜びの涙をこらえながら語った。「セーフティーカーが入ったことを考えれば、なおさら満足のいく展開だった。さらに、キミが残り2周でファステストを叩き出したことはもちろんセンセーショナルだった」
 ライコネンは、オープニングラップの混乱で最悪の事態に陥ることはなかったものの、ザウバー・チームのフェリッペ・マッサと(第1コーナーの)ラ・スルスで接触があったため、ピットに戻りチェックするべきかどうか悩んだそうだ。
「タフなレースだった。マッサが僕に追突した時、マシンのフロアに少しダメージを負ってしまったからね」とライコネンは明かした。「だけど、パフォーマンスを妨げるほどではなかった。さらに8周目からはダウンシフトの問題を抱え、ずっとヘアピンでのブレーキングに影響していた。そんなことがあったにもかかわらず、僕たちは格別な結果を得られたよ」
「今日はこれ以上望めない結果を手に入れることができた。今年は大変なシーズンを送ってきたが、それでもすでに2、3回は優勝のすぐ近くまで迫っていた。ついにチーム全体の優れた仕事ぶりが優勝によって報われた」




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