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[Honda]波乱のレースで完走ならず

2004年8月30日

 ベルギーGP決勝レースは、クラッシュが相次ぎ、セイフティカーが3回入る波乱のレースとなった。Lucky Strike B・A・R Hondaの2人のドライバーは、佐藤琢磨がレース開始直後に他車と接触しコースアウト。ジェンソン・バトンは5位走行中の30周目にタイヤトラブルでスピンし、ともに途中リタイア。今シーズン初めて、1台もチェッカーを受けられなかった。
 前日の雨模様から一転、決勝日の午後は雲の合間から、初秋の日差しが射している。レース開始時間の気温は20C、路面温度は21Cというコンディションだ。
 スタート直後、大波乱が発生する。1コーナーでまずR・バリチェロ(フェラーリ)ら何台かのマシンが接触。15番グリッドの佐藤は、その混乱をイン側から上手くすり抜け、ポジションアップに成功する。しかしオールージュを上がったところで、M・ウェバー(ジャガー)に追突されスピンし、コースアウト。このため1周目からセイフティカーが入る波乱の幕開けとなった。バトンも1コーナーの混乱の中、接触事故でフロントウィングを失い、セイフティカーが導入された間に、緊急ピットインを行なった。
 4周目にセイフティカーがピットに戻った時点で、バトンは11番手に付けている。そして2度目の波乱が、11周目に起きる。まず、トップを走っていたF・アロンソ(ルノー)が、自分の撒いたオイルに乗ってスピン、リタイアとなった。続いてD・クルサード(マクラーレン)のリアタイヤがバーストし、戦列を離れる。その後、上位陣がピットに入ったこともあって、16周目には4番手に上がった。さらにM・シューマッハ(フェラーリ)らがピットに入った17周目には、2番手までポジションアップを果たす。そしてバトンは21周目にピットイン。これで一旦7番手に後退する。


 しかし、コースに復帰した次の周にG・フィジケラ(ザウバー)を抜いて6番手にポジションアップ。さらに先行するバリチェロがピットインする間に、5番手まで順位を回復する。ところが30周目、オールージュを上がった先のストレートを全開走行中に、右リアタイヤがバースト。バランスを崩したマシンはスピンを喫し、抜きかけていたミナルディに横から衝突。2台共にリタイアとなった。これでB・A・R Hondaは、開幕以来14戦目にして初めて、1台もチェッカーを受けられず、ノーポイントに終わった。チェッカーフラッグを受けたのは僅か9台というクラッシュが相次いだサバイバルレースを制したのは、K・ライコネン(マクラーレン)。ウィリアムズも2台揃ってリタイアし、ルノー勢もポイントを獲得しなかったことから、B・A・R Hondaはチャンピオンシップポイント単独3位を維持した。

中本修平 エンジニアリング・ディレクター
「このようなレースにもかかわらず、チャンピオンシップを争っているチームとの差が変わらず、とても変な気持ちです。ポイントを獲得できなかったのは、今年初めてですし、幾つかのアクシデントによって、連続ポイント獲得の記録が止まってしまい残念です。レースですから、こんな日も時にはあるんだと思います。次回のイタリアGPに向け、今週のモンツァテストは全力で頑張ります」




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