チーム・マクラーレン・メルセデスは、前回のマニ−クールでのパフォーマンス向上に力を得て、今週末のイギリスGPに向かう。マニ−クールでは、新車MP4−19Bを投入し、デイビッド・クルサードとキミ・ライコネンがそれぞれ6位と7位に入った。
デイビッド・クルサードにとって、シルバーストンはホームグランプリであり、特別なイベントだ。クルサードは、地元の観衆の前で走るのを楽しみにしている。
クルサードはこう語った。「モービル1フランスGPでは、MP4−19Bのパッケージがはるかにコンペティティブで、僕らのパフォーマンスが今のフロントランナーたちに前より近づいた、ということが分かった。特に、予選で僕がポールからコンマ3秒足らずの遅れで3位グリッドを獲得できた時にはっきりした。もちろん、まだなすべき仕事はあるけれど、あのマシンはいいポテンシャルを持っているし、それを引き出すために、チームと一緒に働くのが楽しみだよ」
「シルバーストンは、マニ−クール・サーキットとはコンセプトがまったく異なる。第一に、スピードがずっと高いからね。コースの4つのセクションでは、時速170マイル以上にも達するんだ。ホームレースだから、イギリスGPは僕にとってとても大事だし、もちろんチームにとっても大事だよ。僕はいつも、シルバーストンで、母国の熱狂的な観衆を前にしてレースをするのを楽しみにしているんだ。あの観衆の前で、MP4−19Bに乗ってしっかりポイントを取れればいいなと思う」
キミ・ライコネンも、ポジティブな気持ちでいる。
ライコネンはこう語った。「前の週末は、コンペティティブな状態でMP4−19Bのドライブを楽しめたし、モービル1フランスGPの後、こんなにすぐにまた、あのマシンでレースができるのが本当に楽しみだ。記録の上ではベストリザルトとは言えないかもしれないが、それは状況に左右された面が大きかったし、僕らとしてはマシンの走りはよかったと感じたよ。僕は、MP4−19Bをシルバーストンでテストするチャンスがあったんだけど、ポジティブなセッションだったし、マシンはあのコースでいい感触だった」
「僕らはもちろん、レースでの19Bのデータも手に入れたわけだし、それは助けになってくれるだろう。路面は概してスムーズだけれど、シルバーストンはタイヤにかなり厳しいかもしれない、ということも考慮する必要がある。通常のセットアップは、中位から低いダウンフォースにする」