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[Honda]琢磨が3位表彰台を獲得!

2004年6月21日

 アメリカGP決勝レースで、Lucky Strike B・A・R Hondaの佐藤琢磨が自己初、そして日本人ドライバーとしては14年ぶりとなる3位表彰台を獲得した。ジェンソン・バトンは27周目に、ギアボックストラブルのため、今季初のリタイアを喫した。

 朝のうちは雲が多かったインディアナポリス・モータースピードウェイ上空も、レース開始時刻の正午には前日同様の快晴となった。この時点で、気温23C、路面温度は35C。そして前日の予選時に悩まされた強風も止み、絶好のレースコンディションとなった。
 フォーメーションラップの直前、5番グリッドのJP・モントーヤが、ウィリアムズマシンのコクピットから飛び降り、ガレージへと走る。レースカーにトラブルが発生したようだ。スペアのマシンに乗り換え、モントーヤはピットレーンからスタートとなった。
 スタート直後、フロントローのイン側からスタートのM・シューマッハ(フェラーリ)が佐藤をブロックし、極端に寄せて行く。フェラーリの2台に行く手を阻まれた佐藤は、1コーナーをクリアする間に、9番手から上がってきたルノーのF・アロンソにパスされて4番手に後退。後方ではジャガーやトヨタなど5台が絡む多重クラッシュが発生し、1周目からセイフティカーの導入となった。この時点で4番手スタートの、バトンはK・ライコネン(マクラーレン)に先行され、6番手に後退した。
 6周目にレース再開。M・シューマッハがすぐにトップに立つ。1コーナーで佐藤はK・ライコネンに激しくプッシュされるが、上手くしのいで4番手をキープ。その後はアロンソを追う展開になるが、なかなか前に出られない。しかし9周目のメインストレートエンドで、佐藤の目の前を走行中のアロンソの右リアタイヤがバースト。1コーナーのバリヤに突っ込んで、そのままリタイア。佐藤は、そのアクシデントに巻き込まれること無く、スタートポジションの3番手に復帰した。


 そして続く10周目には、ウィリアムズのR・シューマッハが、エンジン全開のバンクで、コンクリート壁に激しく衝突。再度セイフティカーの導入となり、首位のM・シューマッハを始め、9台が次々にピットイン。B・A・R Hondaの2人はコースにとどまったものの、セイフティカーの入る直前に燃料補給を終えたM・シューマッハがそのままトップ。佐藤とバトンが2、3番手で追い上げる展開となった。大クラッシュしたR・シューマッハは、意識はある模様だが、コクピットから自力で出られない。ドクターらが駆け付け、その場で処置を施し、メディカルセンターへと運ばれた。
 19周目にレース再開。B・A・R Hondaの2台がM・シューマッハを追いながら、4番手のモントーヤ以下を引き離して行く。上位3人だけが、1分11秒台のハイペースだ。佐藤は低速区間ではフェラーリの真後ろにほとんど食い付くが、高速区間への立ち上がりで僅かに離されてしまい、オーバーテイクするまでには至らない。そして24、25周目に、バトン、佐藤が相次いでピットイン。11、12番手にいったん順位を落とすが、佐藤は次々に先行車を抜いていく。しかしバトンはその直後に緊急ピットイン。ギアボックストラブルのため、今季初のリタイアとなった。
 30周目の時点で、佐藤は6番手まで上がった。この時点ではトップのM・シューマッハと、追い上げる佐藤だけが、1分11秒台のハイペース。前を行くO・パニス(トヨタ)に、1周1〜2秒のペースで差を縮めて行く。39周目には、0.5秒差に。そして40周目、裏ストレートのブレーキングで、鮮やかに抜き去って行った。3番手のモントーヤがピットに入っており、これで佐藤は表彰台目前の4番手となった。
 45周目。前を行く3番手のM・シューマッハに2秒あまりの位置まで迫ったところで、佐藤は2度目のピットイン。その前後には1分10秒台のタイムを出すなど、快調なペースは変わらない。5番手に下がった佐藤は、ルノーのJ・トゥルーリを追う展開。6秒以上あった差をジリジリと詰めて、60周目には2.2秒まで迫った。その時点のトップはフェラーリの2台。3番手を走っていたモントーヤは、スペアマシンに乗り換えたタイミングが違反と判断され失格。黒旗を振られ戦列を離れ、3位表彰台は佐藤とトゥルーリの争いに絞られた。




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