“今のＦ１は、少々速くなりすぎているかもしれない”と、ザウバー・ペトロナスのドライバー、ジャンカルロ・フィジケラがカナダＧＰ前に警告を発した。

　木曜に行われたＦＩＡの記者会見で、今年のジル・ビルヌーブ・サーキットでは、スピードが上がったせいでブレーキがこれまで以上に問題になるかもしれないとフィジケラは語った。
「今年はブレーキがとても厳しい。特に、フロントもリヤも非常に高温の状態で走ることになるし、冷却のために適切なブレーキダクトを見つけるのがとても難しいんだ」と、フィジケラは説明した。
「ラップタイムはとても速くなっているし、タイヤの開発に大きな進歩があったんだろう。今のＦ１は、ちょっと速くなりすぎてるかもしれないね」
　この週末に向けては、フィジケラはモンツァで有意義なテストを行ってきて、満足していた。
「僕らにとっていいテストだった。僕は２日間で１６０周以上走ったんだ。２日目に、パンクのトラブルがあったけれど、勇気づけられるテストだったよ」
「僕らはタイヤの開発をして、今回のレースとモンツァ用に違ったブレーキを試し、セットアップ作業を行った。ラップタイムは、特に１日目にかなりコンペティティブだった。というわけで、僕らはこれまでよりちょっと楽観的になっているんだ。マシンはどんどんよくなっているし、風洞では作業がとてもうまくいっているからね」
「レースでは僕らはペースがいいんだから、あとは予選セッションでのパフォーマンスを改善しさえすればいいんだ」

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