ヨーロッパGP木曜記者会見
2004年5月28日
ラルフ・シューマッハー(ウイリアムズ)
Q：ラルフ、昨年は表彰台の中央に立っているわけだけど、今年ここにやって来る気分はどうかな？
RS：うん、もちろん最高の気分だよ。ここに来ると、いつだっていい気分だね。今は雪もふっていないしさ。コンディションはパーフェクトだよ。ニュルブルクリンクでレースをやるには、季節を考えるとちょっとまだ早いかな。だけど、また来ることができてとてもうれしいよ。
Q：レースの見通しは？
RS：そればかりは分からないね。まあ、分かっていると思うけど、今年ウイリアムズは昨年よりも少しきびしいんだよ。だけど、トライは続けているんだ。ベストを尽くせば、結果はついてくるよ。
Q：ウイリアムズでは、マネージメント陣の変更が発表になったね。その効果が出るのはいつ頃だと思うかな？
RS：サム(新テクニカル・ディレクター、サム・マイケル)のことは、少し時間がかかるだろうね。ウイリアムズできっとサムは素晴らしい仕事をすると思う。だけど、これまでのストラクチャーというものがあるからね。あれこれ変えなければならないし、マシンだって同じままだ。大きな変化はこれからだし、少なくともマシンの向上が感じられるようになるまでには、3、4レースかかるだろう。だけど、一番大きな変化が起こるのは来年のことになるね。
Q：3、4レースで少し変化があると？
RS：うん、まちがいないね。マシンも向上するよ。ほぼ全てのことが、変わってゆくね。だけど、何をしようとしているのかは、サムから直接聞いてくれよ。
Q：ラルフ自身の将来のことは？ 何か話せることはあるかな？
RS：ないね。理由は、何も決まっていないからだよ。話し合いの最中さ。もちろん、ウィリアムズの体制がどうなるかを待っている段階だし、そうなったらこちらもどうするかが決まるということさ。
ミハエル・シューマッハー(フェラーリ)
Q：（モナコGPでのラルフ・シューマッハーとフェルナンド・アロンドの接触について）ミハエル、きみなら（トンネル内で）アウトから追い越そうと思うかい？ 実際に、アウトからオーバーテイクしたことはある？
MS：分かっていると思うけど、モナコはラインを外れると、とてもダーティーでトリッキーなんだ。特にあの場所はそうだね。スピードを上げるのは簡単だけど、あそこのアウト側はほとんどマージンがないんだ。でも、アロンソはもうちょっとイン寄りに行けたはずだよ。ラルフがかなりバリアに寄っていたから、十分スペースはあったからね。アロンソはラルフとの間にあれほどスペースを空ける必要はなかったんだ。
Q：ではきみ自身のトンネル内のアクシデントについてだけど、タイヤとブレーキを温めるためとはいえ、トンネル内でハードブレーキングすると、すべてが大変なことになってしまうのではないだろうか。トップを走行している場合は特に、後ろに従う他のマシンは前のマシンの動きに従っているわけだから。
MS：うん、だけど、後続のマシンは先頭のマシンの動き次第だが、それはつまり、後ろのマシンは先頭のマシンの動きをきちんと見ていなければならないということなんだ。僕はミラーなんか見ていなかったよ。だって、後ろの連中だってアクセルとブレーキの踏み方は知っていると思っていたからね。だから、僕にとってはあれは晴天の霹靂で、驚きだよ。まあ、ビデオを見ての話だけど、仮にひょっとして僕がミラーを見ていたら、ひょっとしてノーマルラインを走ったりはしなかったかもしれない。だけど、モントーヤがあんなところにいるなんて考えもしなかったね。
Q：では、話題を変えよう。ミカ・ハッキネン復帰の可能性が浮上してきたね。どれほどの信憑性があるかは分からないけど。復帰したとしたら、ハッキネンはまだコンペティティブだと思うかい？ 2年の間に、どこかに衰えが出てしまっているだろうか？
MS：完全に2年もF1から遠ざかっていたら、ちょっと難しいと思うよ。
RS(ラルフ)：得るものもあっただろ（注：ミカが太ったこと）。僕の想像するところでは。どうなの？
MS：うん、体重は増えたんだろうけど、ちゃんと落としたみたいだよね。確かにミカには生まれついての才能があるよ。それは変わっていないけど、長く休んでいて、そのあいだまったくF1で走っていないでカムバックというのは、難しいね。テストすらやっていないのだから。だけど、ミカが帰ってきたら喜ぶ人が多いのもまちがいない。僕もそのひとりさ。ミカは最大のライバルだったからね。まあ、そのうちに分かるさ。それにしても、今はちょうどニュースがない時期なんだろうね。
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| 1位 | マックス・フェルスタッペン | 237 |
| 2位 | ランド・ノリス | 156 |
| 3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
| 4位 | カルロス・サインツ | 135 |
| 5位 | セルジオ・ペレス | 118 |
| 6位 | オスカー・ピアストリ | 112 |
| 7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
| 8位 | ルイス・ハミルトン | 85 |
| 9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
| 10位 | 角田裕毅 | 19 |
| 1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 355 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリ | 291 |
| 3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 268 |
| 4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 196 |
| 5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 30 |
| 7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 19 |
| 8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
| 9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
| 10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
Vol.6 第7戦エミリア･ロマーニャGP ＆ 第8戦モナコGP ＆ 第9戦カナダGP号
