4日火曜日、ヨス・フェルスタッペンがジョーダンのファクトリーでシート合わせを行った。6月1日に行われるテストドライブに向けての準備だ。
今季ジョーダンのシートを確保する寸前まで至っていたフェルスタッペンは、マネージャーのレイモンド・ベルミューレンを伴ってファクトリーに姿を見せたが、二人ともこれは単なるテストであって、それ以上のものではないと強調した。
「これに関してどんな結論にも飛びつくべきではない。このテストは先月イアン・フィリップスと私も同席して、マイケル・ペリドンとエディー・ジョーダンが話し合った結果、実現したことだ」とベルミューレン。「ヨスが再びF1カーをドライブすることになるのはうれしいことだよ。テストがどんなものになるのか、そしてそれが彼のF1復帰を後押しすることになるかどうかを楽しみに見守っている」
フェルスタッペン自身も、このテストが将来のレースシートへの復帰の可能性を掘り起こしてくれることを期待しているという。
「このテストから何を期待できるのか、今はまだ分からない。結果は6月の初めに明らかになるだろう。すべてが計画どおりに進めば、僕はシルバーストンでまる一日テストをすることになっている。でも、まずはシートを作ることに専念するよ」
「またF1をドライブできることになってうれしい。それにエディー・ジョーダンとの再会も楽しみだ。シーズン前のゴタゴタがあった後だけに、この僕がジョーダンチームに加わるのはどんな感じがするものか、そして彼らは僕にどう応対して、どんなことを言うのか、興味津々だね」
そのエディー・ジョーダンは、フェルスタッペンにEJ14をドライブするチャンスを与えることができてうれしいと述べた。
「このテストによってヨスが世間の注目を集めることができればすばらしいと思う。私たちのスポンサーであるトラストの協力により、こうした機会が実現してうれしい。ヨスにはまだF1で活躍する力があると信じているし、このテストが何らかの形で彼の将来のキャリアの手助けになることを期待している」
フェルスタッペンは、シルバーストンで6月1日から行われる3日間のテストの初日にドライブし、2日と3日にはレースドライバーのニック・ハイドフェルドとジョルジョ・パンターノが引き続きテストを行う予定。