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トヨタ、中東初のF1へ向けてフリー走行開始

2004年4月3日

中東初のF1へ向けてフリー走行開始
新コースを覆う砂塵を拭い、サード・ドライバーのリカルド・ゾンタも加わり、セットアップ

 F1世界選手権第3戦バーレーンGPのフリー走行が4月2日(金)バーレーン王国のバーレーン・インターナショナルサーキットで開始された。
アラビア半島初の石油採掘地であり、隣国のサウジアラビアとは、25Kmに及ぶ連絡橋(コーズウェイ)で結ばれるなど、産油国としても密接な関係のバーレーン王国だが、現在では、アルミ精錬などが主産業。また、世界で最も早く、デジタル通信のインフラを整えた国としても知られる中東屈指の先進国は、アラブ諸国に先駆けたF1GP開催に、王国の威信をかけている。
 金曜日に2回、土曜日午前中に2回行われるフリー走行の1回目は、午前11時から1時間にわたり、気温31度、路面温度48度という中近東ならではの炎天下で行われた。広大な土漠に新設されたサーキットは、砂塵に覆われ、滑りやすく、出走した25台は、コースコンディションを確認しながらのセットアップ。サード・ドライバーのリカルド・ゾンタも加わり3台体制で臨んだフリー走行の1回目では、リカルド・ゾンタが1分34秒289の7番手でチームをリード。午後2時から1時間行われたフリー走行2回目は、気温は31度と変わらないものの、路面温度は54度へと上昇する中で行われ、やはり、リカルド・ゾンタが1分32秒335の10番手でチームをリードした。

クリスチアーノ・ダ・マッタ 
「我々は、前戦マレーシア同様に、確かな手応えを得ることが出来た。この新サーキットは、とてもデリケートで、少しの油断も許せないほどに難しい。レーシングラインを外れると、砂塵が多く、滑りやすく、突然グリップを失ってしまう。しかし、今日のフリー走行で多くの改善を図ることが出来た。明日は、コースコンディションにもよるが、誰もが、さらにセットアップを煮詰めるだろう。我々も、より良いセットアップを見出せると思う」


オリビエ・パニス
「新設サーキットなので、今日はとても埃が多かった。素晴らしいコースだが、ミスを犯しやすいサーキットでもある。TF104のバランスは良く、明日も引き続きセットアップを続ける。リカルド・ゾンタは、とても重要な仕事をこなしてくれて、タイヤ選択に決断を下す手助けをしてくれた。このような新サーキットでは、3台目のF1カーで新しいタイヤをテストすることが出来ることは、とても有利となる。チームスタッフの努力もあり、きっと、明日は良い日となるに違いない」

リカルド・ゾンタ
「今日の2回のフリー走行で、今週末へ向けてのタイヤ選択をすることが出来た。2回目のセッションでは、バランスを得るためにコンパウンドを選択したタイヤを使用してロングランテストも行った。コースは、2回目のセッション終了15分前には、とてもコンディションが良くなり、ロングランの間に大きな進歩を感じることが出来た。このサーキットの高低差のある素晴らしいコースレイアウトはとても運転が楽しく、今日のフリー走行初日には、満足している」

シャシー部門テクニカルディレクター マイク・ガスコイン
「3台とも有意義な周回を重ねることが出来、成果の得られた1日だった。ドライバー達は、新しいサーキットを学ばなければならなかったが、我々は、タイヤの評価も終え、それに、全くトラブルも無かった。6セットの新しいタイヤを比較し、選択したタイヤでロングランテストも行うことが出来、リカルド・ゾンタが重要な仕事をこなしてくれた。また、クリスチアーノ・ダ・マッタとオリビエ・パニスは、通常のセットアップに取り組み、期待以上に仕上げることが出来た。バランスも良く、今週末へと手応えが得られた」

技術コーディネーション担当ディレクター 高橋敬三
「全くデータの無い新しいサーキットなので、いろいろなセットアップをトライした。その結果、予選、決勝レースへの方向性を見出すことが出来た。タイヤもここのコンディションにマッチしているので明日は、さらにタイムアップがはかれると思う」




レース

7/5(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
7/6(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
7/7(日) 決勝 結果 / レポート


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2位スクーデリア・フェラーリ291
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4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム196
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