F1オーストラリアGPは土曜午前のフリー走行1回目、2回目のセッションが行われ、両セッションともフェラーリのミハエル・シューマッハーがトップタイムをマークした。
土曜フリー走行1回目のセッションは、気温21度・路面温度22度、曇りのコンディションで開始。場所によってポツポツと雨が来ていたが気圧は上昇気味で、ウェットタイヤの出番はなさそう。
セッション開始3分後、早々にザウバーのフェリペ・マッサが1コーナーでコースオフする幕開け。
10時13分には、M.シューマッハーが3周目に1分27秒829を叩き出す。その直後、ルノーのフェルナンド・アロンソが1分26秒610でトップに。この頃には太陽が顔を出し、晴れ間が見えてきた。
開始19分には、ウイリアムズのファン−パブロ・モントーヤが1分26秒195でトップに浮上。モニターTVによればモントーヤのBMWエンジンは1万8780回転という数値を出している。ルーベンス・バリチェロのフェラーリエンジンが1万8385回転、ブルーニ(ミナルディ)のコスワースエンジンは1万6715回転。
M.シューマッハーはセッション半分近くで1分25秒768のトップタイムを叩き出すが、セッション終了直前にコースオフする場面も。バリチェロもその後2位に浮上し、金曜日のセッションと同様にフェラーリの1−2となった。10時45分、チェッカー。30分のインターバルを挟み、フリー走行2回目が始まる。
11時15分からの2回目走行は気温22度・路面温度29度のコンディション。天候は晴れ。開始直後に、1コーナーの手前150メートルに水が出ているとの通達が出たが、走行にはまったく支障がなさそうだ。
そんな中、ルノーの2台がいち早くコースイン。まずはアロンソが1分27秒627というタイム。
開始10分で、マクラーレンのデイビッド・クルサードが1分27秒524でトップに立つ。しかしすぐさまバリチェロが1分25秒803でその座を奪う。
M.シューマッハーはセッション中盤に1分25秒093でトップ奪う。この時点ではフェラーリの1−2だ。しかし、その直後ウイリアムズのラルフ・シューマッハーが兄の0.5秒差の2位に浮上。さらに開始46分後にはモントーヤがM.シューマッハーに0.162秒差と迫る2位に。
12時、チェッカーが振られ午前のセッションが終了。トップのシューマッハーから8位ウエーバーまでが1秒以内にいる接戦となった。トヨタのオリビエ・パニスが調子を上げ6位に、チームメイトのクリスチアーノ・ダ・マッタは12位。BARホンダ勢はジェンソン・バトン11位、佐藤琢磨16位となっている。