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【角田裕毅F1第22戦密着】レースペースは予想以上に好調。本橋CEの印象に残った“ガスリーと異なるセッティング変更”
2021年12月13日
2021年F1第22戦アブダビGP日曜日の朝、ホンダのスタッフたちの集合写真を撮影していたら、ちょうど角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)がやってきた。記念撮影が終わるまで、しばらく立ち止まって、その光景を見ていた。
記念撮影が終わると、角田はその横を通り過ぎるようにして、アルファタウリのホスピタリティハウスへ歩を進めた。すると、ホンダのスタッフから「一緒に写真を撮ろう」と声をかけられ、角田は手にしていた荷物をトレーナーに渡し、ホンダスタッフたちのなかに入って、記念撮影に応じた。
その撮影で角田の左隣に並んだのが、アルファタウリでホンダ側のチーフエンジニアを務める本橋正充だった。角田をF1ドライバーになる前のテスト走行時から見てきた本橋CEは、最終戦のアブダビGPに入ってから、角田とチームメイトのピエール・ガスリーの形勢が逆転したようだったと語った。
「コースが(角田に)合っていたのか、うまく乗れていました。いっぽう、ガスリーのほうはセッティングがうまく合わないというイシュー(問題)を抱えていました」
ガスリーは何度もセッティング変更を行ったが、それは最後まで功を奏さなかった。
「このレースウイークは金曜日から苦戦をしていて、ユウキと比べて大きく負けてしまった。解決策がまだ見出せていない。データを解析して今回の問題解決に努めたい」(ガスリー)
結果だけでなく、セットアップのアプローチもアブダビGPの週末は、角田とガスリーで対照的だったと本橋CEは振り返る。
「週末を通して彼らのコメントを聞いていると、ガスリーは『問題あるからこうしたい』とか、『ここがちょっと足りてないからこう変えよう』とセッティングが合っていないことに振り回されていたのに対して、角田選手のほうは合っていないことより、もう少しパフォーマンスを取りに行ける方向でセッティング変更の要求をしていたのが印象的でした」
それによって、自分が操るマシンに対する信頼度は角田とガスリーで大きく異なり、ドライビングにも影響が出たのではないかと本橋CEは話す。
「セッティングが合うか合わないかという部分に加えて、うまく乗れているのかどうかという部分で、結果的にこういう差になったと思います」
ガスリーを上回った角田は、日曜日のレースでメルセデスのバルテリ・ボッタスを2度もオーバーテイク。表彰台まで、あと一歩となる4位でチェッカーフラッグを受けた。
「信じられない形でシーズンを終えることができてとてもうれしいです。この週末は全体的にクルマがとてもよかったと思いますし、レースペースがこれほどいいとは思いませんでした。こんなに素晴らしい形でシーズンを終えることができて驚いています。ここまでは長い道のりでしたが、本当に自信を取り戻せましたし、素晴らしい結果でシーズンオフに入ることができてよかったです」(角田)
そして、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンのドライバーズチャンピオン決定をこう喜んだ。
「マックスを大いに祝福したいです。今シーズンはとても激しい争いで、今日の結果はチャンピオンにふさわしい結果だと思います。彼がホンダに素晴らしい結果をもたらしてくれたことにも感謝したい。彼のおかげでホンダのF1最後の年を最高の形で祝うことができました」
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |