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F1 Topic:『フェルスタッペン5秒ペナルティ』の怪文書に、レース直後の現場が混乱
2019年7月3日
F1第9戦オーストリアGP決勝レース後、レッドブルのガレージ前には世界各国のカメラマンやTVクルーたちが詰めかけていた。レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンの今季初優勝を祝う記念撮影のためだった。しかしチェッカーから2時間近くが経った午後6時半過ぎ、「マックスに、5秒ペナルティが出たようだ」という声が流れ始めた。
「でもまだ、FIAからリリース出てないんだろう?」「イギリスのTVの連中がそう言ってる」「TVの連中が一番情報が速いからな」。そして決定的になったのが、あるカメラマンが見せたスマホの画面だった。「ほら、ツイッターにも出てる」。
それはFIAの公式リリースで、確かに「カーナンバー33マックス・フェルスタッペンに5秒ペナルティを科す」という文章が記されていた。「映像を確認し、当事者であるシャルル・ルクレールとマックス・フェルスタッペン、及びチーム代表者たちに事情聴取した結果、ターン3エイペックス後に33番が16番を押し出したことを確認した」と、決定理由も子細に記されていた。
ただしリリースの発表時間は、午後6時13分となっていた。「これって、まだマックスが事情聴取を受けてる最中の時間だぞ」と言う声は無視され、カメラマンたちはぞろぞろと引き上げていったのだった。
そしてレース終了から3時間以上が経った午後7時46分、「本物」のFIAリリースがメールで送られてきた。両方を見比べてもらえばわかるように、偽物は非常によくできた代物である。文章の体裁も使用されているロゴやフォントも、そして決定を下したスチュワードの名前もすべて本物と同じだ。
しかしガレージ前にいた誰かが指摘していたように、発表時間がおかしい。何より決定的だったのは、これがツイッター上にあげられていたことだった。通常はこの種のリリースは、FIAから報道関係者に一斉にメールで送られる。しかしレース直後の締め切りに追われる中、1分でも早く取材したいカメラマンたちにはそれは些細なことにすぎなかった。
何よりカナダGPのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)やフランスGPのダニエル・リカルド(ルノー)に一連のペナルティが続いてきたことが、この偽物に信憑性を与えていたのも事実である。
ではこの偽リリースの犯人は、いったい誰なのか。偽造レベルはかなり精巧だが、熱心なF1ファンならこれぐらいは作れそうだ。もしレッドブルリンクのメディアセンターに詰めていたジャーナリストが面白半分にやったのだとしたら、記者倫理の上でも許せない行為である。
(Kunio Shibata)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 219 |
2位 | ランド・ノリス | 150 |
3位 | シャルル・ルクレール | 148 |
4位 | カルロス・サインツ | 116 |
5位 | セルジオ・ペレス | 111 |
6位 | オスカー・ピアストリ | 87 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 81 |
8位 | ルイス・ハミルトン | 70 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 41 |
10位 | 角田裕毅 | 19 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 330 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 270 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 237 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 151 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 8 |
8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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