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自らの判断を省みるグティエレス「ハース残留に自信を持ちすぎていた」

2017年2月1日

 エステバン・グティエレスは、ケビン・マグヌッセンにハースのシートを奪われるまで、F1での将来について“状況を切り抜けられると自信を持ちすぎていた”と認めた。 


 グティエレスは初めは2017年のF1シート獲得に完全な自信を見せていたものの、昨年11月のブラジルGPでハースがマグヌッセンとの契約を発表したことで、万策尽きてしまった。


 この決定の後、ドライバー交代が不当であると訴えた彼はチーム代表であるギュンター・シュタイナーとの話し合いを要求し、元CARTドライバーのエイドリアン・フェルナンデスを新しくマネージャーに起用した。


 シーズン最終戦のアブダビGP後にシュタイナーと電話で話し合いを行った後、グティエレスは状況が完全に明白にはなっていないものの、自らのシートが安泰ではなかったことにもっと早く気づけばよかったと省みた。


「F1にいたときは概してタイミングがよくなかったんだ。そして状況に対処できると自信を持ちすぎていこともあって、より一層状況が難しくなってしまった」


「チームを築き上げるために、たくさんの人が多くの力を注いでいた。だけど、2台のマシンに完璧なパッケージを用意するのは難しいことさ」


「シーズン序盤、僕のマシンに関して、物事が動き出すのがとても遅かった。一貫性が全然なかった」


「そのスタートの遅れによって、実際の状況がどんなものなのかとか、なぜ特定の出来事が発生したのかについて、チーム内で伝達ミスが起きるようになったんだ」


「僕の意見では、完全に理解がなされていない事もあったと思う」


「僕が犯した過ちは、状況を切り抜けられると自信を持ちすぎていたことだ。その段階では、特に周りにいる人たちにあまりに集中しすぎていた」


「彼らが悪い仕事をしたというわけじゃないが、ちょっとした混乱があったし、僕は自分の結果ばかりを気にかけてしまっていたんだ」

シート喪失から立ち直ったと語るグティエレス
シート喪失から立ち直ったと語るグティエレス

「これによって時間がかかりすぎてしまったし、チームの周りで何が起こっているのか気を配ろうと決めたときにはもう遅かった」


 グティエレスは4月1日に開催されるフォーミュラEのメキシコラウンドに参戦することを計画しており、今後も何戦かでレースする予定だという。そして今年のテストドライバー契約について、F1のトップチームと交渉を進めているという。


 そして彼は、ハースのシートを失ったことによる落胆からはもう立ち直ったという。


「それでも彼らにはとても感謝しているよ」


「1年を通して状況がどのように進展していったのかについてはまだちょっと納得していないけど、もう過去のことだし、引きずってはいない」


「事の成り行きには後悔していないが、今はどうすればもっとうまくやれるのかわかっている。経験を積んだし、将来のために動いているよ」



(AUTOSPORTweb)

この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています




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