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3分で読むF1ココだけの話:水面下で繰り広げられているパワーユニット供給の駆け引き

2016年6月4日

 モナコGP開催中の5月29日、レッドブルとトロロッソがルノーと2018年までパワーユニットを供給してもらう契約を締結した。なぜ、このタイミングだったのか。それは4月下旬に採択された新しいパワーユニットに関するレギュレーション変更が関係している。

 その変更とは、「困っているチームがいたら、最終手段はクジびきで供給元を決める」というものだ。これは、昨年レッドブルとトロロッソが直面した、どのマニュファクチャラーからもパワーユニットの供給を受けられなくなる事態を避けるために、FIAとFOMが取った措置だった。

 この変更は2017年から施行され、その第1段階として、マニュファクチャラーは今年の5月15日までに、来季に関して現時点で交わされている供給契約をFIAに告知しなければならないことになっている。そこで、2017年に向けて、どのマニュファクチャラーとも契約していないメーカーがあった場合、まずはFIAからマニュファクチャラーに対して説得が行われる。それでも、説得がうまく行かなかった場合は第2段階として、FIAはクジ引きで決めた特定のメーカーに対して、供給を受けられないチームと交渉のテーブルに着くことを強制する権限を発動することになっている。

 つまり、5月15日の時点で2017年の契約を締結していなかったレッドブルとトロロッソは、FIAに対して供給契約を告知していなかったため、FIAからルノーへ説得が行われ、第2段階に入って話がややこしくなる前に、ルノーはレッドブルと契約を継続し、その兄弟チームで2015年までパワーユニットを供給していたトロロッソへ対しても、再びパワーユニットを供給する決定を下したのである。

 仮にルノーがレッドブルとトロロッソと契約を締結してなかったら、1チームにしか供給していないことになるルノーか、現時点でマクラーレンにしか供給していないホンダに、FIAから交渉のテーブルに着くようにうながされていた可能性は高い。そうなると、復帰2年目にして、ようやくコンスタントにポイントを稼げるようになり、マクラーレンとの関係も順調となってきたホンダにとっては、難しい状況に直面していたに違いない。なぜなら、マクラーレンはできれば、ホンダからのパワーユニットの供給は独占したいからである。

 なぜ、マクラーレンは独占したいのか?

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