2012年F1アブダビGPの日曜決勝で、マルシャのティモ・グロックは14位、シャルル・ピックはリタイアを喫した。
■マルシャF1チーム
ティモ・グロック 決勝=14位
昨日の予選では苦労したけれど、今日はそれに比べるととてもうまくいった。決勝でのペースはよかった。1周目にシャルルの後ろを走り、運悪く彼のリヤに接触してしまい、そのために最初のスティントではエアロパフォーマンスが少し低下した。ヘイキ(・コバライネン)についていこうとしたけれど、僕はアンダーステアに苦しんでいたために、彼の方がセクター1では少し速かった。でも少なくとも後ろのペトロフとの差は広げ、最後まで彼の前を走り続けることができた。僕らは最高のピットストップをしたし、トップスピードもライバルたちと比べてとても優れていた。しばらく中団チームのドライバーたちの前を走れた。そのうちに抜かれてしまったけれど、短い間だが彼らとバトルができた。ファイナルラップではセルジオ・ペレスといい戦いをした。DRSを使っても彼らは抜けなかったよ。週末をいい形で終えることができ、残りの2戦も楽しみだ。
シャルル・ピック 決勝=リタイア
とてもタフだけどエキサイティングなレースだった。1周目はティモやケータハム勢との戦いになり、最初の数コーナーでかなりやり合った。残念なことに僕はワイドになって、彼らの後ろに下がってしまった。でもその後、ビタリー(・ペトロフ)といいバトルをし、何度か、あと一歩で追い抜けそうなところまでいった。残念ながら彼のKERSのアドバンテージには対抗できなかったけどね。ピットストップが完璧ではなかったのは残念だ。スムーズなピットストップができていれば、彼の前に出られたかもしれない。ケータハムの一台とのいいバトルをエンジョイできたから、全体的に満足している。エンジントラブルでリタイアしなければならなくなって、少し不運だったけれど、すごくポジティブな週末だったと言っていいと思う。これからも集中し、次の2戦に期待したい。最後の2戦は僕にとって初めてのコースなんだ。次のサーキットはもちろん誰にとっても初めてだけどね。すごくエキサイティングなグランプリになると思うよ。