2012年F1日本GPの日曜決勝で、マルシャのティモ・グロックは16位、シャルル・ピックはリタイアだった。
■マルシャF1チーム
ティモ・グロック 決勝=16位
今日はいいレースができたと言えることにとても喜んでいる。スタートはかなりショッキングで、コース上をたくさんのクルマが飛び交っていた。ヘイキ(・コバライネン)はとてもうまく混乱を抜けていたが、僕は彼のすぐ後ろを走り、S字で彼を抜くことができた。11番手まで上がったけれど、その位置を長く維持することはできないと分かっていた。最終コーナー立ち上がりでトラクションに苦労したし、彼らにはKERSがあるけど、僕らにはないからね。ヘイキに抜き返され、その後も僕はそこのコーナーでかなり時間を失っていた。毎周ターン1入口とS字でコンマ3、4秒ロスし、KERSを持つ他のドライバーたちに抜かれた。
でも全体的に僕らのペースはよかったし、とても安定していたよ。タイヤの挙動もとてもよく、かなり長い時間走り続けることができた。最初のピットストップはとてもうまくいき、僕らチームは今回のレースで4番目に速いタイムを記録したんだ。チームの皆は素晴らしい仕事をしてくれた。毎日懸命に努力してくれている。プライムタイヤでのペースはよく、好調だったが、最後のピットストップで、グリップに関して判断ミスがあり、ボックスで少し時間をロスした。僕のミスだし、謝りたい。
その後ヘイキとのギャップを縮めることができたので、戦略は当たりだったということだ。一時は4秒まで近付いたが、ブルーフラッグが振られるたびにギャップが広がった。それでも最終的に8秒差というのはかなりよかったよ!
この結果に満足していいと思う。僕らはよく戦った。クルマは乗っていて楽しめたし、また安定したクルマに乗れて嬉しかった。決勝でのペースがよくなってきているから、この調子で全体的なパフォーマンス向上のために努力し続け、ポジティブなシーズン終盤を楽しみたい。
シャルル・ピック 決勝=リタイア
調子が戻ってきていたのにリタイアしなければならず、がっかりしている。久しぶりのリタイアだ。1コーナーのアクシデントを避けなければならなくて、難しいスタートになった。ファーストスティントではハードタイヤでグリップがなく苦労した。セカンドスティントでソフトタイヤに換えると、状況は改善された。レースがうまくいき始め、ティモの後ろ、ビタリーとペドロの前の位置を走った。2回目のピットストップではピットボックスの目測を誤り、かなり時間をロスした。その直後、エンジントラブルでリタイアしなければならなくなった。全体的にはいい週末だったし、このテクニカルな素晴らしいサーキットを初めて経験できて楽しめた。来週末も初めてのサーキットだから楽しみにしている。次はもっといい結果を出したい。