◆ロバート・クビカ(BMWザウバー)
Q:デビュー1周年だね。
RK:まあ、そうだね。インディを除けばフルに走ったことになる。
Q:去年のデビュー戦がここだった。
RK:そのとおりだ。去年のここでの週末は、浮き沈みが激しかったよ。入賞圏内でフィニッシュできたのに、失格になってしまった。今年はもっといい週末を送りたい。マシンのパフォーマンスもかなり向上しているし、僕らは非常に強そうだ。多くのファンがポーランドからやって来るだろうし、本当に楽しみにしているよ。
Q:最近では、チームメイトを上回る走りを見せている。まだ自分が成長途上にあると思う?
RK:人生を通して、人は成長するものだ思う。グランプリごとに毎日新しい経験を積んでいき、それを将来に活かさなくてはならない。もちろん、今はコンマ1秒どころか、その半分を縮めるのも非常に難しい。マシンも、ドライバー自身も、そしてタイヤもね。でも、全てのグランプリで学ぶことがあるし、それを学んで経験を増やしていく必要がある。
Q:今週末に向けての希望は?
RK:フェラーリとマクラーレンに戦いを挑むのは厳しいかもしれない。彼らの後方を走るだけかもしれないし、彼らと戦うことができるかもしれない。もしそうなったら驚きだけどね。チャンスをうまく利用する必要がある。ニュルブルクリンクでは思うような結果を得ることができなかったが、今回はチームのためにしっかりポイントを稼ぎたい。
Q:多くのファンが詰めかけそうだね。
RK:そうだね。去年なんて、僕の出場は火曜か水曜に発表されたのに、多くの人が応援に来てくれた。それだけでも驚きだったよ。去年は中国や日本でも多くのポーランド人のファンを見かけた。F1について回るのは簡単なことではないのに、あれだけ多くの人々が応援に来てくれて本当に驚いているよ。ここにもたくさんのファンが来てくれるだろう。
◆キミ・ライコネン(フェラーリ)
Q:彼と同様に、君にとってもホームレースと言えるんじゃないかな?
KR:そうだね、少なくとも(フィンランドに)最も近い場所だね。ここにはいつも多くのフィンランド人のファンが来てくれる。場所も近いし、交通手段も色々とあるしね。彼らに会うのはいつでも嬉しいよ。
Q:プレスルームでゴリラのスーツに関する話を多く聞くんだが……?
KR:だろうね(笑)。でも、あれは本当に僕だったのかな? 分からないよ。人づてに聞く話はあてにならないしね……。
Q:でも勝ったのは君だ。勝利を放棄する気かい?
RK:もうトロフィーも貰ったよ。単なるボートレースだ。楽しむために参加したんだよ。
Q:ここでは2006年にポールを獲得しているし、2005年は4番グリッドから優勝した。今回はどうなるかな?
RK:あまり分からない。ほかの多くのサーキットとは少々違った特性を持っている。モナコにちょっと似ているかな。でも、僕らは前進しているし、モナコでの自分たちよりも強くなっているはずだ。もしあれに近い状況であれば、いいポジションを得られるだろう。でも、ここでのマシンの走りは明日にならないと分からない。
Q:モナコ以降、どう変えることができたのだろうか? あれは、よりツイスティなサーキットで起こる問題だったと思うが。
KR:そうだけど、大丈夫だと思うよ。ここはモナコに似ているが、それでもちゃんとしたサーキットだ。先週のテストで試した新パーツも投入するし、それが一役買ってくれると思う。ここはかなりバンピーだし、コーナーをうまく走る必要があるから、新パーツが助けになってくれることを願うよ。