先週末、鈴鹿での日本GPでマクラーレンのキミ・ライコネンが優勝を果たした。マクラーレンは、最終戦中国GPで今年のコンストラクターズチャンピオン獲得を目指して全力で戦っていく。
マクラーレンは現在、コンストラクターズ選手権を争うライバル、ルノーと2ポイント差の2位につけている。今シーズンの優勝回数でルノーに勝るマクラーレンは、タイトル獲得のためには、最終戦でルノーより2ポイント以上多くのポイントを手にする必要がある。
ライコネンとファン−パブロ・モントーヤは今シーズン、2人合わせて10勝を挙げている。ここ6レースは彼らが続けて優勝を果たしており、マクラーレンはチームとして万全の調子で最終戦に向かう。
チームCEOのマーティン・ウィットマーシュは次のように語っている。
「チーム・マクラーレン・メルセデスはワールドチャンピオンとして中国を後にしようと決意している。この目標に向けてチーム一丸となって全力で戦うつもりだ。2005年シーズンは、F1にとってもファンにとっても、ここ最近で最もエキサイティングな年の一つとなった。コンストラクターズ選手権のタイトル争いが最終戦にもつれ込んだので、一層盛り上がりを見せている。もっとも、私たちにとっては精神的に辛いことだがね! チームは驚異的な努力を行ってきた。できることはすべてやったので、後は結果を待つだけだ」
メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長のノルベルト・ハウグは、チーム全員の努力でタイトルを獲得できるだろうと自信を見せている。
「去年の上海での初レースは、トップ3のドライバーが1.5秒以内の差となるエキサイティングなレースだった。今年はコンストラクターズ選手権のタイトル争いで盛り上がるはずだ。ルノーと私たちは2ポイントしか差がないからね。ここ13戦で10勝を飾り、今シーズンは素晴らしい成績で最終戦を迎えることとなった。最終戦ではチームのだれもがライバルチームより多くのポイントを獲得することに全力を尽くすだろう。それができれば、最高の形でチームのメンバー全員の努力が報われる結果となるはずだ」