ジャック・ビルヌーブ(ザウバー)
Q:来年についての進展は?
ジャック・ビルヌーブ(ザウバー):進展なんて考える必要がないのに、何を言わせたいんだい? 昨年サインした同じ契約書がきちんとあるんだから、進展なんてないよ。
Q:何人かは言っているよね、君はザウバーと契約したが、現在はBMWだと。それについては?
JV:まだザウバーはザウバーであり、ザウバーそのものが破綻したわけじゃなく、オーナーが変わっただけでそのまま組織は継続しているじゃないか。
Q:君と(隣にいる)モントーヤがサイドbyサイドにこの前の鈴鹿でなったけど、結論から言えばうまくいかなかったね。ジャック、君の意見は?
JV:ファン‐パブロが壁に激突したのを見て、ちょっと驚いたよ。レース中にコーナーを曲がる時に誰かが隣にいれば、ただスペースを空けるだけだ。誰かが後ろにいれば、自分はラインどおりに走行し、そのドライバーが離れると考えるものだ。なぜなら、コーナーに先に入ったのは僕の方だからだ。それだけだ。僕はストレートに神経を集中していて、ストレートに入ってから、彼がどこにいるのかを確認しようとミラーを覗いた。そしたら彼がウォールにぶつかっていて、少しびっくりしたんだ。僕が思うに、ファン‐パブロは僕らがコーナー出口にたどり着いた時点で、僕の隣に並ぶものと考えていたんではないかと……。
ファン‐パブロ・モントーヤ:僕は隣にいたよ。
JV:いや、隣にはいなかった。もし君が隣にいたら、フロントホイール同士がぶつかっていただろう。隣に並ぶというのは、フロントホイールが並ぶことだ。もしもフロントホイールの後ろにいたら、隣に並んでいることにはならないし、視界にも入らない。
Q:じゃあ、君はスチュワードの提言には賛成できないと……
JV:もちろん、賛成できない。僕はレースキャリアの中で自分が間違ったことをしたら、いつも他人の非難を受け入れてきた。だけど今回はそうするつもりはないし、ものすごくガッカリしているよ。誰かをオーバーテイクしようという時、自分がストレートの真ん中から離れて、彼を行かせるという話になる。そういう行為は危険だ。ほとんどの場合、何人かのドライバーはストレートの真ん中で誰かを芝生にまで押し出しても、お咎めなしということになる。そういうのは受け入れがたい。
ファン‐パブロ・モントーヤ(マクラーレン)
Q:君の意見は?
ファン‐パブロ・モントーヤ(マクラーレン):彼の言っていることは、ある意味本当だ。判断しにくいと、ルールはみなの言ったことと矛盾する。彼はペナルティを受けたが、受けていないとも言える。彼が25秒ペナルティを受けたのは、12位でフィニッシュしてからだ。だから何だってんだ?何も変わっちゃいないじゃないか。12位で終えたドライバーにペナルティを課すなんて、馬鹿げてる。それで降格になるとしてもね。ハッ、13位だってさ。僕はジャックの隣にいたと思う。シケインを抜けた時、彼は僕をブロックするためにコース上を横切ったんだ。僕が他のラインを取り、そのまま下っている時、僕は彼の横にいた。別にいいけど。そういうことは起きる。彼は僕を見ていなくて、彼が見たときには遅すぎた。だけど、僕はホイールがぶつからないようにしたんだ。ホイールがぶつかったら、グランドスタンドかどこかに飛び込んでいただろう。僕ならグランドスタンドに飛び込むより、ウォールにぶつかる方がいい。
Q:話を今回のレースに移そう。月曜から中国にいるけど、中国と上海サーキットの感想は?
JPM:いいよ。チャイニーズ・マーケットに行って、少しブラついたんだ。何回か足のマッサージを試したけど、気持ちいいよ。去年は何も出来なかったから、今年は少しぐらい試そうと思ってね。実際楽しいよ。