フェラーリのミハエル・シューマッハーとルーベンス・バリチェロが31日、バーレーンGPが行われるサキール・サーキットに到着した。この週末、フェラーリは新車F2005をデビューさせる。
バリチェロは、ニューマシンに対しいい感触を持っているが、うまくセッティングすることが大事だと語っている。「ムジェロで新車のテストをして、その日1日、7時間マシンに触れたのみなんだが、マシンのフィーリングは前のマシンよりさらによくなっていると感じた。高速コーナーでのバランスは素晴らしかったよ。最初のラップから、F2005は前のマシンより速いと分かった。大きく進歩しているね」
「でも、セッティングについて正しいフィーリングをつかむことが必要だ。今週末は、レースに向けてのいいセッティングを施すため、できるだけ早く多くの情報を得なければならない。速いマシンがあっても、うまくセッティングしなければ、マシンのポテンシャルを最大限に引き出すことはできない。今週末僕らにとって最大のチャレンジとなるのは、この点だね。新しいマシンだから信頼性のトラブルは起こらないと思う」
シューマッハーは新車投入を喜びながらも、タフな週末になるだろうと語っている。「チーム全員の必死の努力により、予定より早くニューマシンを投入することができ、喜んでいる。あとは、このマシンが僕らを復活させるだけの能力を持ったマシンかどうかが問題だ。今週末はまたタフなレースになると思う。マレーシアほどではないだろうがね。テストドライバーとテストチームがF2005の準備をほとんど手がけていて、僕とルーベンスは1日テストしたきりだ。でも、ここでこのマシンを用いることへの自信が持てるだけの距離は走りこんだ」
「今年はエンジンを2GPもたせなければならないから、どの程度走行していいのか見極める必要がある。2回目の予選を終えた時点で、僕らはライバルたちと比べてどのくらいの力があるのか、もっとはっきりしてくるだろうね」