ラッキーストライクＢＡＲホンダ・チームは今週、Ｆ１第１３戦ハンガリーＧＰを闘うべくブダペスト市のハンガロリンク・サーキットを訪れる。
ジェンソン・バトンが今シーズン末にＢＡＲを離れる予定であることを発表したことから、騒然とした１週間を過ごした同チーム。
この状況の円満な解決策はいまだ模索中ながら、次なるグランプリでの仕事にかかりコンストラクターズ選手権３位の座を強固なものにするため、チームはしばしこの問題を脇に追いやることになる。
ウイリアムズ再加入を公表した今、チーム内で決して‘皆に好かれる存在’ではないジェンソン・バトンだが、００６でのドライブを楽しみにしているという。
「ハンガロリンクは僕らの車と相性がぴったりだから、ドイツＧＰで見せたのと同じくらいの競争力を発揮できるはずだ」と予想するバトン。「ブダペストは大きな街だし、ファンがとても熱心で熱狂的なため、ＧＰ期間中の雰囲気も最高だ。夏休みが終わってまた車に乗れるのを本当に楽しみにしているし、チームのためにできる限りのいい仕事ができるよう集中したい」
一方の佐藤琢磨は他の多くのドライバー同様にこのオフを楽しみ、改修後のハンガロリンクを走った経験はないながら、好成績は十分狙えるはずと踏んでいる。
「新しいハンガロリンク・サーキットはドライブしたことがないが、オーバーテイクのポイントが増えて面白くなったようだね」と佐藤。「僕らの車は基本的にシーズンを通して強いはずなんだ。この２〜３戦は期待どおりの走りができなかったけれどね。しかし、この前ドイツを走った時には僕らの方向性が再び正しい方向に向いていると感じたから、ハンガリーではきっと好成績が望めると思う。この２週間はいい休暇になったし、今週レースに戻るのが本当に楽しみだ」
「ハンガリーはホームレースのようなもの」とライコ...
