F1ドイツGPは金曜午後のフリー走行2回目のセッションが行われ、フェラーリのミハエル・シューマッハーが地元GPの初日でトップタイムをマークした。
午後2時からのフリー走行2回目は、天候晴れ、気温32度、路面温度50度、湿度45%というコンディション。午前中心配された雨の気配はない。
コースオープンと同時に、午前中ストップしたアンソニー・デイビッドソン、ティモ・グロックが走行を開始する。
このセッションはスピンが相次いだ。開始8分に、ウイリアムズのアントニオ・ピッツォニアがコーナーでルノーに接近しすぎスピン。1分後にはチームメイトのファン−パブロ・モントーヤがヘアピンでタイヤをロック、コースオフしている。その3分後にはジョーダンのニック・ハイドフェルドがヘアピンでスピン! 各車ともコースには復帰している。
セッション開始22分の時点では、ミハエル・シューマッハー、ルーベンス・バリチェロのフェラーリ勢が1分15秒台でワン・ツーとなっていたが、BARホンダの佐藤琢磨がバリチェロのタイムを破り2番手に入ってきた。さらにそのタイムをピッツォニアがブレイクする。
開始から半分を過ぎようかというころ、モントーヤが今度はインフィールド進入でオーバーラン。セクター2までは最速だったが。2分後にはマクラーレンのデイビッド・クルサードがコースオフ。チームメイトのキミ・ライコネンはシューマッハーのタイムを破りトップに浮上した。
ライコネンのマークしたタイムは、ほどなくシューマッハーが逆転。BARホンダのジェンソン・バトンが3番手に入ってくる。
セッション中盤でスピンしたクルサードは、終了9分前に1コーナー進入で再度スピン! その直後、ターン2でもスピンしている。終了6分前には、ジョーダンのジョルジョ・パンターノのマシンから空力パーツが飛び、コース上に落下。ジョーダンは午前中のセッションもグロック車が空力パーツを壊している。
終了3分前には、バトンが1コーナー手前にストップ、マシンを降りている。この時バトンは5番手だった。
15時、チェッカー! ミハエル・シューマッハー、ライコネン、モントーヤ、バトン、ピッツォニア、デイビッドソン、佐藤琢磨、フェルナンド・アロンソ、ルーベンス・バリチェロ、リカルド・ゾンタがトップ10。区間タイムトップはセクター1がライコネン、2がミハエル・シューマッハー、3がモントーヤ。終了時のコンディションは、気温34度、路面温度52度だった。