イギリスGPではフェルナンド・アロンソが10位、ヤルノ・トゥルーリが39周目にクラッシュしてリタイアに終わったルノーF1が今週末、ポイント獲得を狙ってホッケンハイムでのGPに臨む。
トゥルーリとアロンソはアップデイトしたエンジンで上位入賞を狙う。
「ホッケンハイムでは、さらに進化したRS24Bでレースに臨む」とエンジン部門のヘッド、ロブ・ホワイト。「今シーズン序盤のイモラ戦で、RS24Bを投入して以来、蓄積してきた知識と経験を基に行ってきた開発の最終段階だ」
「特に、ボトムエンドに新しい部品を採用し、ホッケンハイムのサーキットに合わせてエンジンの作動条件をカスタマイズした。他にも、ハンガリー戦から使用している新しいシリンダーヘッドを軸にした細かな進化がある」
トゥルーリは次のように語った。「予想はとても難しい。いま僕たちがどのような位置にいるのか、金曜日に適切なタイヤを履いて走ってみないと判断できない」
「タイヤの選択はとても重要だ。最近はレースごとに違うミシュランユーザーチームがフェラーリに挑戦しているような状況だからね。次のレースでは、僕たちがフェラーリと互角に戦って、コンストラクターズランキングの2位の地位を更に確実なものとすべく、ハードワークに徹していく。僕たちはエンジンと空力パーツをアップデイトした。好パフォーマンスが期待できる」
アロンソもドイツGPについて楽観視はしていない。
「今年は、どのサーキットでだれが優勝するのか、予想するのが去年よりずっと難しくなっている。僕たちも、上位フィニッシュを期待していたサーキットで調子が上がらず、フランスをはじめ、別のサーキットで驚くような結果を残している」
「ホッケンハイムでは、もちろんタイヤがとても重要になるだろう。しかし、決勝では、僕たちがフェラーリにとって1番のライバルでありたいと思っている。再びポイントを獲得し続けて、コンストラクターズ争いの2位の地位を確固たるものとしたい」