ドイツGPはジョーダン・フォードのニック・ハイドフェルドとサードドライバーのティモ・グロックにとってホームレースである。
ハイドフェルドの同サーキットの自己最高位は6位で、ポイント獲得を果たしているが、1999年には当時チームに所属したドイツ人ドライバー、ハインツ−ハラルド・フレンツェンが3位でホッケンハイムの表彰台に上がっている。
ハイドフェルドとジョルジョ・パンターノの両ドライバーともこのトラックが好きだというが、ハイドフェルドは、“みんなの応援の力”をもらって頑張りたいと話す。
「やはりホームGP同様だったシルバーストンに続く、僕のホームレースのひとつだからホッケンハイムは楽しみにしている」と彼。
「ホッケンハイムの雰囲気ときたらおそらく世界で一番と言っていい。特にスタジアムセクションにいる観客には最高だろう。ドライバーにしても同じだからね。僕を含むドイツ人ドライバーを応援してくれるサポーターがたくさん来てくれるといいな。シルバーストンでとてもいいテストができて、メカニカルな面でいくつか新しいことを試した。おかげでラップタイムが上がったので、これがホッケンハイムで役に立ってくれればと願うよ」
「ホッケンハイムではドイツF3で走った最初の年に優勝したし、好きなサーキットだ」と付け加えるのはパンターノ。「ドイツ入りする前に車はそうあちこちはいじれなかったが、シルバーストンで少しテストできた。ホッケンハイムはハイスピード、ハイパワーのトラックでドライブするのがすごく楽しいサーキット。僕はインディアナポリスでもF1で走る全開のセクションを楽しめたから、ここでもまた楽しみにしている。正しいブレーキバランスを探す必要があるし、本当に限界ギリギリまで攻めるので、ドライバーには技術的な緻密さが要求されるコースだね」