今週末、F1世界選手権第11戦イギリスGPが開催される。5月23日以来続くダブルヘッダー最後のレースは、BMWウイリアムズF1チームにとって3つあるホームGPの1つとなる。
イギリスモータースポーツの聖地シルバーストンはウイリアムズF1にとって特別なサーキットだ。ジャック・ビルヌーブによってウイリアムズF1が100回目の勝利を飾ったコースであるだけでなく、ちょうど25年前の1979年、クレイ・レガッツォーニがここでウイリアムズにとってF1で初となる優勝を飾った。
イギリスGPでは、前戦マニ−クールで堅実な走りを見せたマルク・ジェネが、引き続きケガで療養中のラルフ・シューマッハーの代役を務める。
「シルバーストンでのレースをとても楽しみにしている」とジェネ。「マニ−クールではすべてがうまくいった。シルバーストンでは、その時の経験を活かしてさらに素晴らしいレースパフォーマンスが見せられると思う」
「シルバーストンでは過去に何度もテストを行っているので、FW26にとっては相性のいいトラックのはずだ。いつもコンペティティブなラップタイムを刻んでいるので、GPの週末も同じような速さが見せられると思う。今度はウイリアムズF1のホームレースになる。ファクトリーからたくさんの応援がかけつけると思うので、ポイントを獲得できるといいね」
一方、ファン−パブロ・モントーヤも是が非でもポイントを稼ぎたいと考えている。マニ−クールでは8位でフィニッシュし、1ポイントを獲得したが、今度の日曜日にはさらに多くのポイントを手にしたいところだ。
「BMWウイリアムズF1チームは今年、シルバーストンで2回テストを行ったので、金曜日の公式練習を待たずして貴重な分析データを入手している」とモントーヤ。「過去のイギリスGPでの経験から言えば、決勝ではいつも、公式練習や予選のときよりもスピードが発揮できる。たとえば、去年は7番グリッドからスタートして2位でフィニッシュした」
「ここ数レースでは多くのポイントを稼ぐことができなかった。シルバーストンでは何とかしなければならない。ウイリアムズF1にとってホームレースでもあるしね。週末はファクトリーからたくさんの人が応援に駆けつけるだろうから、彼らを元気づけるような結果が出したいね」