F1第8戦カナダGPは、ジル・ビルヌーブサーキットで開幕。金曜フリー走行1回目はフェラーリのミハエル・シューマッハーがトップタイム。2位にチームメイトのルーベンス・バリチェロがつけた。
金曜日午前11時より1回目のフリー走行がスタート。天候は快晴、気温17度・路面温度35度・湿度35%。11時02分、バス・ミナルディのラインダースが1コーナー過ぎからスローダウン、2コーナーでストップしてしまう。11時10分、ジョーダンのティモ・グロックがフルラップした最初のドライバーに。しかし、この時点では路面が汚れているからだろうか、サードドライバーでさえ走ろうとしない状況が続いた。
その後、リカルド・ゾンタが1分17秒台に入れ、アンソニー・デイビッドソンがこれに続き、デイビッドソンが1分16秒217でトップに立った。11時20分にはミナルディのジャンマリア・ブルーニがターン8でコースオフするがコースに復帰。
11時23分、ミハエル・シューマッハーがようやくコースイン。4周目に1分15秒014でトップに。昨年のレース中の最速ラップを破る好タイムをマークし、ファン−パブロ・モントーヤとラルフ・シューマッハーが0.9秒差でこれに続く。11時34分、バリチェロがシューマッハーに次ぐ2位へとジャンプアップするもヤルノ・トゥルーリがバリチェロのタイムを上回り、シューマッハーに0.4秒差の2位へ。
セッション終盤、ラルフが1コーナーで進入でブレーキをロックさせランオフエリアへ。ラルフはこの後最終シケインでもコースオフをする場面も見られた。ゾンタ、デイビッドソンがタイムを更新するも、フェラーリ2台は余裕の走りでトップ2を独占しチェッカーが振られカナダGP最初のセッションは終了。トップはシューマッハーで1分14秒013。佐藤琢磨はマイナートラブル発生したのか14位のタイムに終わっている。