ニック・ハイドフェルド(ジョーダン)
Q:まずは、先週おこなわれたシルバーストンでのテストについて、ニックとキミに概要を聞かせてもらえるかな。ニックは2日間だったね、最初に話してもらえるかな。
NH:いや、ぼくたち2人ともシルバーストンで2日間やったんだよ。最初に言っておきたいんだけど、天候に恵まれてね、幸運だったよ。2日間ともにお日様を拝むことができたんだ。シルバーストンでは珍しいことだよ。それで、シルバーストン向けのタイヤ選びに集中できたんだ。2日目には、特にイギリスGPとカナダGPに、ちょっと空力をやってね。新しいフロントとリヤのウイングを試してみたんだ。とっても手応えのあるものだったよ。
キミ・ライコネン(マクラーレン)
Q:キミにとっては大事なテストだね。どちらかといえば決定的なものでもある。というのも、新型マクラーレン、つまり19Bだからね。
KM:うん、そうだね。良かったよ。19Bをドライブすることができて嬉しかったし、すべてうまくいったんだ。特に何もトラブルは出なかったよ。スケジュールがタイトだから、新しいパーツに関しては小さなトラブルがあったけどね。まだドンピシャリというパーツではないんだ。だから、ブレーキの冷却に問題が出たりしたこともあったけど、他はすべて問題はなかったね。マシンの方は(今のものより)少しいいから、すぐにレースに持ち出すことになるよ。
Q:それはいつになると思う?
KM:ちょっとわからないね。いま言ったように、トラブルがなかったのでマクラーレンとしては良かったということで、僕にもいいと感じられたよ。だから、ヨーロッパラウンドになったらレースに出せれば、ということさ。だけど、それはいかにすみやかにスペアパーツを用意できるかにかかっているね。僕が思うには、それが一番重要なことだよ。
Q:つまり、あとはすべてスペアパーツ次第という段階で、それ以外はもうレース出走オーケーという状態だということなのかな?
KM:それはチームに聞いてくれよ。だけど、僕が言える範囲ではテストではうまくいったし、何も問題はなかった。だから、僕が思うにはそれ次第さ(スペアパーツの準備状態)。それでも、僕が知らないこともあるかも知れないからね。チームに聞いたほうがいいと思うよ。