今週、ジャガー・レーシングはモントリオール入りし、F1第8戦カナダGPに臨む。
前戦ヨーロッパGPで2ポイント獲得を果たしたチームは、先週シルバーストンでテストを行い、速さと信頼性のさらなる向上に努めた。
ヨーロッパGPで7位に入ったマーク・ウエーバーは、今週末のレースについてこうコメントしている。「モントリオールはカレンダーの中でも最高のイベントだし、僕自身にとっても、一番楽しめるレースなんだ。雰囲気は最高だ。ファンの熱狂ぶりが本当に伝わってくる」
「このサーキットは、チームにとってもドライバーにとってもチャレンジングだよ。高速セクションと、いくぶん低速のストリートのようなコーナーがある。僕らにとっては楽しいけれど、マシンにとっては厳しいよね」
「ここでは特にブレーキも重要だ。ブレーキが磨耗して壊れてしまうなんてことも時にはあるくらいだ。でもシルバーストンでブレーキのテストはしたし、パッケージはうまくまとまっていると思う。モントリオールに向けてのモチベーションは高く、さらにポイントを重ねることを目標に頑張る」
ルーキーのチームメイト、クリスチャン・クリエンにとって、ジル・ビルヌーブサーキットは馴染みがない場所だが、ここでの戦いを楽しみにしている。
「また初めてのコースだね。待ちきれない思いだよ」とクリエン。「コースのことやモントリオールの街のことをいろいろな人と話したんだが、話を聞いていてかなり興奮したよ」
「ニュルブルクリンクでは完走できてうれしかった。モントリオールでもチェッカーを受けたいね。コースに慣れるために、プレイステーションでかなり練習したよ。おかげでコースの予習ができたし、最初に走る時にどんな感じか予想することができた」
「先週はシルバーストンで3日間テストをして、エンジニアと一緒にかなり頑張った。周回数も稼げたし、ブレーキ、タイヤ、新パーツの開発など、いろんな作業ができたよ。R5のフィーリングは素晴らしいから、ドライブするのが楽しいね」