F1オーストラリアGPは金曜午後のフリー走行2が行われ、フェラーリのミハエル・シューマッハーが午前のフリー走行1に続いてトップタイムをマークした。
午後は天候も回復して晴れ、気温は22度で変わらないものの、路面温度は37度で朝よりも10度高くなった。
午前のセッションでトップに立ったM.シューマッハーは、最初のインラップのターン14でコースオフするものの、4周目に1分25秒523を記録。チームメイトのルーベンス・バリチェロが0.18秒差で続く。
BARホンダ勢は、佐藤琢磨がアタックラップのターン14で縁石を乗り越えスピン! マシンにダメージはなかったが、そのままピットインしている。ジェンソン・バトンは琢磨のスピン直後に1分27秒台をマークし、4番手。
セッション開始15分後、ルノーのフェルナンド・アロンソがM.シューマッハーに0.3秒落ちの3番手に浮上する。セクター1はフェラーリより速い。
M.シューマッハーは、開始20分で1分24秒718のタイムを記録。全セクターで他の追随を許さないダントツのタイムだ。
その直後、ファン−パブロ・モントーヤがターン12でコースオフ。トヨタのクリスチアーノ・ダ・マッタもターン9でコースオフしている。モントーヤはターン15で、ダ・マッタは1コーナーでその後再びスピンを喫した。ダ・マッタはさらにセッション開始40分近くで左後輪バーストのためターン10にストップ、コクピットを降りた。午後は11周の周回に終わっている。M.シューマッハーもトップタイムをマークした後最終コーナーを飛び出し、空力パーツを撒き散らしピットイン。
佐藤琢磨はセッション半分近くで再びコースインし、1分26秒967で7位に浮上。この時点でバトンは9位だ。
セッション終了7分前、バトンが4位のタイムを記録し、ルノー勢の間に割ってはいる。しかしその直後のラップのターン12でストップ。バトンはマシンを降りた。
15時、チェッカー。午前中と同じくフェラーリのワン・ツーとなった。M.シューマッハーとバリチェロの差は0.108秒だが、M.シューマッハーと3位に入ったルノーのヤルノ・トゥルーリとの差は1秒だった。佐藤琢磨はトップから2.2秒落ちの12位で初日を終えている。