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マクラーレン・ホンダ密着:今季初のダブル入賞でようやくスタートラインに

2017年7月31日

 フェルナンド・アロンソが今シーズン最上位の6位に入賞。ストフェル・バンド―ンは今シーズン初入賞となる10位を獲得。ダブル入賞は、今シーズン初めてという好成績にも関わらず、レース後のマクラーレン・ホンダには予想していたような大きな喜びはなかった。理由は3つあった。

 ひとつは、アロンソのピットストップのタイミングだ。スタートでカルロス・サインツJr.にかわされたアロンソ。追い抜きが難しいハンガロリンクではピットストップが最大のオーバーテイクのチャンスである。後ろを走るドライバーが前のドライバーと抜くには、先にニュータイヤに交換して、速いラップを刻んで逆転するアンダーカットという戦法がある。しかし、アロンソがピットインは、サインツと同じ35周目だった。

 レース後のミーティングでアロンソも、「その(サインツがピットロードへ向かおうとした)瞬間、自分のピットインをやめようかと思った」と語っていたという。

 案の定、ピットインしたアロンソはサインツの後ろでコースに復帰。最大にして、唯一のチャンスを逃してしまう。それでも、そこはアロンソ。2周後の37周目にコース上でオーバーテイクして、事なきを得た。

 2つ目は、バンドーンのピットストップだ。スタート後に前方を走っていた3台が早めにピットインして前が空いたバンドーンは、アロンソとは逆にピットストップのタイミングを遅らせていた。後続と十分なギャップを築いた42周目にピットインしたが、ピットエリアで止まりきれずにピット作業が遅れてしまった。

 これでオコンに逆転され、9番手から10番手に。1点でも多くポイントを稼ぎたいチームにとっては、やや不満の残る結果となった。

 そして、最後の理由は、6位と10位がマクラーレン・ホンダが望むべき結果ではないからである。マクラーレンは何度も優勝しているチーム。ホンダも今年は表彰台争いを演じたいと開幕前に語っていた。

「ようやく、自分たちの中でスタートラインに立つことができたという感じ。本来はこのあたりのレベルで開幕したかった」と言う長谷川祐介総責任者。

 半年遅れで2017年のスタートを切ったマクラーレン・ホンダ。夏休み明けに残された9戦に期待しよう。





レース

6/28(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 23:30〜24:14
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

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2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
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