F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1オーストリアGP木曜会見:笑顔ひとつ見せないハミルトン「僕らの間に緊張なんてない」

2017年7月7日

 第9戦オーストリアGPの木曜FIA会見は、前戦アゼルバイジャンで騒動を起こし再聴聞が行なわれるまでに至ったセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの当事者2人が出席するとあって、会見場はジャーナリストやカメラマンでいっぱいに。 


 その2人とともに第1部に呼ばれたケビン・マグヌッセンは、会場に入るなり自分が中央に座ると知って「オレかよ!」というリアクションで隣のベッテルに席を譲ろうとして笑いを誘います。


 質問は当然ベッテルとハミルトンに集中するわけで、ベッテルは何を聞かれても基本的には神妙な面持ちで「動転して過剰反応してしまった」「僕は過ちを犯した」と自らの非を認める発言に終始。


 これに対してフロアのジャーナリストたちからは「どうして謝罪するのにそんなに時間がかかったのか?」と厳しい質問がぶつけられるものの、ベッテルは「君の電話番号もみんなの電話番号も知らないからね(苦笑)」と笑いを取りつつ「まずルイスと話すべきだしFIAのヒアリングで尋ねられて自分の見解を述べたまでだ」と自身の考え方を語りました。


 ベッテルの「ぶつけるつもりはなかった」という発言に対して「でもやったじゃないか」と鋭い突っ込みを入れた記者もおり、「彼のマシンを傷つけるつもりだったわけじゃない」とベッテルが反論するとさらに「しかし……」と議論になりかけたところでFIA広報担当が「すみません、これは1対1のインタビューじゃありませんから!」と2人をなだめる場面も。


F1第9戦オーストリアGP木曜会見 ベッテルとハミルトンに挟まれる形となったマグヌッセン
F1第9戦オーストリアGP木曜会見 ベッテルとハミルトンに挟まれる形となったマグヌッセン

 一方でハミルトンは、ベッテルからの謝罪を受け容れるとしながらも「起きたことへの意見(見方)は変わっていない」とやや不満げな表情も。


 しかし「僕らの間に緊張なんてない。あなたたちが勝手にそう思っているだけでしょ?」と語るなど、口数が少なくどんな質問にも素っ気ないという、不機嫌なときのハミルトンそのものの態度は、ベッテルへの怒りからか、いつまでもこの件を蒸し返そうとするメディアに対する怒りからなのか……。


 その後もベッテルとハミルトンを中心に質疑応答は続き、折を見て司会者が「ケビンは何か付け加えることは?」などと振るたびに迷惑そうな顔をするマグヌッセンと、笑いに包まれる会場。


 最後には「今年のチャンピオンになるのはあなたの右と左どっちの人だと思いますか?」という質問まで飛び出しましたが、「分からないよ」と素っ気なく答えて終了。


 そんな瞬間にも笑顔ひとつ見せないハミルトン。不機嫌なハミルトンと、リラックスした口調で語るベッテルという、なぜか対照的な様子の2人。いずれにしても、両者ともメディアによる過剰な騒ぎ立てを嫌い、この件をさっさと終わらせて次に進みたいと考えているのは明らかでした。



(Mineoki Yoneya)




レース

6/28(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
6/29(土) スプリント 19:00〜20:00
予選 23:00〜
6/30(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
第15戦オランダGP 8/25
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号