F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

GP topic:2017年F1は拡大か、縮小か。ブラジル国内から継続は不可能との声

2016年7月1日

 F1ヨーロッパGPが開催されたアゼルバイジャンのバクーで、バーニー・エクレストンは「2017年は22レースを準備しているが、おそらく18レースになるのではないか」と語った。そして、噂されているブラジルGPの将来について「来年は開催されないかもしれない」と発言。


 この発言に反応してか、ヨーロッパGPが幕を閉じた4日後に、ブラジルGPの主催者がリリースを出した。


「サーキットのエンジニアリング部門が6月22日にブラジルのメディアを集めて見学会を行った。6000万ドル(約61億8000万円)を投じたチャレンジングな3年間の改修工事が、いよいよ終了しようとしているからだ。今年のブラジルGPは、生まれ変わったインテルラゴスでの最初のグランプリとなる」


 F1の商業権を統括するFOMとブラジルGPの契約は2020年まであり、工事はそれを見越して昨年から始められたものだった。しかし現在ブラジル経済は、これまでにないほど悪化している。6月20日に発表されたブラジルのGDPは、1〜3月期で実質成長率が前年同期比5.4%減というマイナス成長。ブラジルのマイナス成長は8四半期連続で、この2年間ずっと景気が後退しているのだ。


 あるブラジル人ジャーナリストのA記者は、次のように嘆く。


「おそらく今年が最後のブラジルGPとなるだろう」


 ブラジルGPの開催権料は年間2450万ドル(25億2350万円)と言われている。主催者側の収入は基本的にチケットしかないため、これを賄うためには、1枚3万円のチケットを8万枚売らなければならない。それは、ほぼ不可能だとA記者は言う。ブラジルで長年F1中継を行っている「TVグローボ」は、ブラジルGPをサポートしている。A記者はTVグローボと仕事をしているので、ブラジルGPの内部事情が入ってくる。そのA記者が「TVグローボは来年以降テレビ中継は続けるものの、もうブラジルGPのサポートは行わないだろう」と言うのである。


 もし今年でブラジルGPが幕を閉じることになれば、1972年から続いている連続開催は44回で終了。南米大陸からF1が姿を消すことになる。南米大陸で初めてF1が開催されたのは、1953年のアルゼンチンGP。この長い歴史が、ついに途切れてしまうのだろうか。


 リオデジャネイロ五輪で盛り上がるブラジルだが、F1開催は最大の危機に直面している。



(Text : Masahiro Owari)




レース

8/23(金) フリー走行1回目 19:30〜20:30
フリー走行2回目 23:00〜24:00
8/24(土) フリー走行3回目 18:30〜19:30
予選 22:00〜
8/25(日) 決勝 22:00〜


ドライバーズランキング

※ベルギーGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン277
2位ランド・ノリス199
3位シャルル・ルクレール177
4位オスカー・ピアストリ167
5位カルロス・サインツ162
6位ルイス・ハミルトン150
7位セルジオ・ペレス131
8位ジョージ・ラッセル116
9位フェルナンド・アロンソ49
10位ランス・ストロール24

チームランキング

※ベルギーGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング408
2位マクラーレン・フォーミュラ1チーム366
3位スクーデリア・フェラーリ345
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム266
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム73
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム34
7位マネーグラム・ハースF1チーム27
8位BWTアルピーヌF1チーム11
9位ウイリアムズ・レーシング4
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第15戦オランダGP 8/25
第16戦イタリアGP 9/1
第17戦アゼルバイジャンGP 9/15
第18戦シンガポールGP 9/22
第19戦アメリカGP 10/20
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd10 スペイン&Rd11 オーストリア&Rd12 イギリスGP号