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ホンダ「F1挑戦は想像以上に困難」苦戦の原因語る

2015年8月6日

 ホンダF1プロジェクトの新井康久総責任者が、2015年前半戦を振り返り、F1への挑戦がこれほどまでに難しいとは思っていなかったと語った。しかし問題は特定できており、後半戦には競争力を強化していくことができるといういい感触を持っているという。

 今季ホンダはパワーユニットマニュファクチャラーとしてF1に復帰、マクラーレンと共に頂点を目指して戦っている。しかしマクラーレン・ホンダは信頼性、パフォーマンスの両方において苦労し、前半戦10戦で2台合計でリタイアが11回、17ポイント獲得でコンストラクターズ選手権9位に沈んでいる。

 しかしハンガリーGPでは他車のアクシデントやトラブルに助けられる形ではあったが、フェルナンド・アロンソ5位、ジェンソン・バトン9位と、今季初のダブル入賞を成し遂げており、ホンダは「これまでグリッド後方に甘んじてきたがトンネルの出口が見えつつある」と述べている。

「本当にタフな戦いが続きました」と新井康久総責任者はホンダF1公式サイトのインタビューにおいて前半戦を振り返った。

「ウインターテストから序盤の数戦まで多くの問題を抱えていましたが、幸いそのほとんどは解決したので、いよいよ前に進み始めることができています。後半戦は、いい戦いができる感触を得ています」

 苦労したのは、トップを狙うゆえのアグレッシブなデザインによって引き起こされた熱の問題だという。
「我々のパワーユニットはコンパクトなレイアウトで、それが高い競争力につながると考えていますが、そのパッケージゆえに熱の問題に悩まされました。問題となる箇所は特定できたので、後半戦ではその解決に向けて新たなパーツを投入して出力をアップし、競争力を強化していきます」





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