ドラマがありすぎて、ついつい忘れていることもあるかもしれないモナコGP。オーバーテイクが難しく、接触が遺恨を生み、周回遅れを抜くにも、抜かれるほうも気をつかう。激しいクラッシュで怪我人が出なかったのは不幸中の幸い。78周の戦いを、ドライバーとチームの無線交信で振り返ろう。

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＜スタート前＞
カルロス・サインツJr.（ペナルティでピットスタート）←（チームからドライバーへ）「第1スティントはできるだけ速く走って、できるだけ抜こう」

バルテリ・ボッタス→（ドライバーからチームへ）「バランスはOKだ。タイヤは、これまでよりも良くグリップしている」
←「OK、いいぞ」

＜LAP1＞
フェリペ・マッサ→（スタート直後に接触があり）「終わりだ、終わったよ」

＜LAP2＞
フェルナンド・アロンソ→「ヒュルケンベルグにターン5で接触したけどクルマはOKだと思う。とにかくチェックしてくれ」
←「わかった、見ておくよ」

ニコ・ヒュルケンベルグ→「左リヤに当てられた」
←「プッシュし続けろ、チェックする」
→「OK」
←「ピットに戻ってくれ。フロントウイング交換が必要だ」

＜LAP4＞
パストール・マルドナド←「ブレーキは、もうOKだと思う」
→「いや、OKじゃない」

＜LAP5＞
パストール・マルドナド→「ブレーキを失っている」
←「（ブレーキ・バイ・ワイヤの）温度が上がっているからリフト＆コーストしてくれ」

マックス・フェルスタッペン←「前のマルドナドは苦しんでいるぞ、プレッシャーをかけろ！」

＜LAP6＞
セルジオ・ペレス←「フェルスタッペンがマルドナドをパスした。追いついてくると思うが君のペースは良い」

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